「No More War!世界の子どものための平和祭」in ベツレヘムが広島原爆記念日の8月6日、ベツレヘム・ピース・センターでスタートしました。オープニングセレモニーでは、ベツレヘム・ピース・センター、ベイト・ジブリン文化センター、日本国際ボランティアセンター、日本アラブ未来協会の各団体からのスピーチと、広島市長および谷川俊太郎氏のメッセージが読まれ、尺八の演奏が披露されました。また、原爆やサダコについてのポスターが部屋いっぱいに展示され、折り鶴のワークショップも提供されました。

このイベントは、今までパレスチナで活動してきた2つの日本のNGOが共同で開催しています。JVCはパレスチナでは1992年から活動を開始しました。1999年8月にラマッラーで「No More War」と名打った子どもたちのための平和展示会を始めて4年目になります。また日本アラブ未来協会は昨年ガザで「第一回世界の子どものためのガザ平和祭」を開催しました。
来場者は学生、家族連れ、宗教関係者、NGO関係者、近所の子どもたち、難民キャンプのこどもたちに加え、付近を警備している警察官などさまざまです。でも、どの人たちもヒロシマ・ナガサキの原爆についてはよく知っています。子どもたちでさえ知っています。学校で習うからと、過去にJVCの展示会や映画上映を見たからということです。

パレスチナでは「人権」や「人道」がとても大切に考えられていて、ヒロシマ・ナガサキを極めて「非人道的」な出来事の象徴として捉えています。来場者の多くは、ヒロシマ・ナガサキの人達におこったことと、今占領下のパレスチナの人に日常的に起こっている「非人道的」な出来事を関連づけて捉えています。
たとえ戦争中であっても「非人道的」な行為は許されない、占領下においても「人権」は護られなければならない。
彼らの切実な願いです。
「ヒロシマ」が「戦争」「原爆」の悲劇の象徴であるだけでなく、「非人道」の象徴であるという考え方は、唯一の被爆国日本が今後国際社会に向けて積極的に訴えていく、新たな必要性と責任を問われているように思いました。
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