2003年7月の記事一覧
パレスチナもすっかり夏になりました。6月初旬に学校が終了し、子供達には約3ヶ月の長い夏休みがやってきました。でも難民キャンプの子供達は、夏休みといっても外では遊べず、習い事の機会もなく、キャンプを出てプールに行くこともままならない状況です。
そこでJVCでは、ベツレヘムのベイト・ジブリン難民キャンプのベイト・ジブリン文化センターのサマープログラムを支援することにしました。
6月30日にガザ回廊の一部、7月2日にベツレヘム中心部のセキュリティの管轄が、イスラエル防衛軍からパレスチナ警察へ戻りました。7月4日に訪れたベツレヘムの市内には、新しいブルーのユニフォームを着た警察官がたくさんいました。
(時期によってユニフォームの支援をする国が違うため、いろいろなユニフォームの警察官がいます。今回はブルーのユニフォームが若い警察官に支給されたようです。)
どの警察官もはつらつとしていて、仕事に戻れたことがとても嬉しそう。でもパトカーが足りないとタクシーで移動するところがかわいいというか何というか…
- このブログを書いている人のプロフィール
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山村 順子
パレスチナ現地代表大学時代は南アフリカの構造的暴力をHIV/AIDSを通して研究。課外では日本とコリアの平和構築活動に携わる。2009年に開発と紛争・ガバナンス専攻で修士号取得。3年余り電機メーカー勤務を経て、2012年にパレスチナの分離壁のある村に滞在し、静かにパレスチナ人を蝕む「理不尽が当たり前」の現実に憤ると同時に彼らの人としての強さに魅了される。帰国後にJVCでボランティアをしながら、女性と子供支援に特化したNGOでインターンを経験。2013年から産油国への協力事業(教育・投資促進)に数年携わった後、当団体勤務。主観や偏見をできるだけ取り除き、問題の本質を常に考えることと、多様な価値観を武器とし、皆で知恵を出し合い事業を運営するのが目標。2016年からJVCに参加。
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