某村に泊まったある晩の翌朝、私のサンダルがないことに気がついた。「誰か間違えたのかな?それとも犬がくわえて?」と当惑する私に、「ああ、村人に盗られたね」とアッサリ言うスタッフ。同国人だからこその遠慮のなさか。状況を総合的に見ると、確かに盗まれた可能はある。村人はというと、「昨日は2軒の家に寄ったはずだから、どちらの家で無くなったかハッキリさせては?」と提案してくる。それについては、私は裸足では歩かないので寝た家に決まっているのだが、とにかく「誰かが間違えただけでしょうから、もういいです」と言うと安心したような雰囲気になった。村人としては村の名誉のこともあるし、援助団体の人間、しかも外国人に悪く思われるのはマズイという気持ちもあったのかも知れない。高級品でもなんでもないのだが、すこーしだけ洒落た模様が入っていた(洒落ているかどうかは知らないがとにかく無地ではなかった)。運転手さんに頼んで村の店で無地のサンダルを買ってもらった。
某村に泊まったある晩の翌朝、私のサンダルがないことに気がついた。「誰か間違えたのかな?それとも犬がくわえて?」と当惑する私に、「ああ、村人に盗られたね」とアッサリ言うスタッフ。同国人だからこその遠慮のなさか。状況を総合的に見ると、確かに盗まれた可能はある。村人はというと、「昨日は2軒の家に寄ったはずだから、どちらの家で無くなったかハッキリさせては?」と提案してくる。それについては、私は裸足では歩かないので寝た家に決まっているのだが、とにかく「誰かが間違えただけでしょうから、もういいです」と言うと安心したような雰囲気になった。村人としては村の名誉のこともあるし、援助団体の人間、しかも外国人に悪く思われるのはマズイという気持ちもあったのかも知れない。高級品でもなんでもないのだが、すこーしだけ洒落た模様が入っていた(洒落ているかどうかは知らないがとにかく無地ではなかった)。運転手さんに頼んで村の店で無地のサンダルを買ってもらった。