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6月26日 井戸支援のアンビバレンス

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2009年6月26日 更新
援助団体が支援して、その後故障してそのままの井戸、いったいラオスにいくつあるのだろう 援助団体が支援して、その後故障してそのままの井戸、いったいラオスにいくつあるのだろう 

のっけから一見不釣合いな言葉を並べてみましたが、いたって真面目なお話。壊れたまま直せないでいる共同深井戸を直して欲しいという要望を上げてきている某村。さて、どうしたものか。清潔な水へのアクセスは基本的ニーズであり権利でもある。新しい部品を買うこと自体は明日にでもできる。修理すれば2〜3年くらいはとりあえず問題なく使えるだろう。そういった意味ではすぐにでも支援したい気持ちもある。もっと言えば、村人が掘る浅井戸の場合と異なり、業者に掘削を依頼すれば水が出て、間違いなく村人に感謝されるのだから、スタッフもやりたがる傾向がある。

しかし大型の深井戸はかなりの確率でいずれ故障する。その間いつか起きる故障に備えてお金を貯めるだろうか?村人は今回JVCが修理してくれた場合は、井戸管理組合を作って将来の修理に備えてお金を集めるという。その心意気はよいのだが、正直不安はある。別にこの村がどうとかラオス人がどうとかいうことではない。やはりまず実績ありきのほうが安心感が強いということ。

実際よくよく話を聞いてみると、以前壊れたときのお金集めが難航した事もわかった。「うちはあの井戸は使わないから」という人が必ず出るのだ。でもね、今あなたが使っている別の共同深井戸もまず間違いなく数年のうちに故障するんですよ…だから、やはり村ぐるみの活動として団結してやってほしい。今は雨季で次に水不足が深刻になるまで半年以上ある。ここはグッと堪えて、少し厳しいと思われるかも知れないが、その間積み立てが行われるのを見てから支援するか。なかなか悩ましい問題だ。

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