今日、JVCラオスボランティアチームをはじめ、ラオスで活動するNGO団体が共催で、ラオス文化人のドゥアンドゥアンさんとダラーさんを招待し、「ラオスの未来と国際協力 −市民の協力はどうあるべきか−」というシンポジウムを開催しました。
詳細はどこかでまた紹介されるとおもうので、わたしの個人的な感想を一言だけ。
ドゥアンさんとダラーさんの話で共通して言えることは、織物や貝葉(バイラーン)など、ラオスに独自に存在しているものを引き出しながら、ラオスを発展させていこうと考えている点である。国際協力は、とかく「ないもの」を探して、それに補填するための支援がなされがちであるが、このように、ラオスに「あるもの」を引き出しながら支援するという彼女らのアプローチは、今後のラオスの国際協力のあり方に関する重要なメッセージを読み取ることができる。
今日のシンポジウムの参加者は約150名とのこと。ラオスのみがテーマの会合としては、信じられない数字である。この数字の持っている意味をよく噛みしめてみると、まだまだ日本でおもしろい動きや仕掛けができそうな気がする。
そして、ラオスで活動するNGO団体が協力して今日のようなシンポを開催することができたことも、特筆すべきことである。もちろん、数多くのボランティアの存在を抜きに語ることはできない。ボランティアのみなさんに関しては、感謝を通り越して、驚きと反省の思いです。
おれも、ボランティアさんに負けないように、精進せねば。