アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

最近のイラク国内経済状況

イラク事業担当 原 文次郎
2008年12月19日 更新

経済状況

イラク政府の公式発表の数字によれば、イラク産原油の採掘設備の修復が予定通り進捗し、原油輸出量は計画通りの回復を見せている。2008年前半までは世界的な原油高の傾向が後押しし、イラク政府の石油輸出収入も当初予算以上に拡大したが、後半の石油価格の値下がりにより、最終的には政府の歳入は計画値を下回り、予算カットが進められている。失業率が60%とも言われの高いイラクの中でかなりの人数が政府関係の仕事を得ているが、待遇改善のために今年前半に給与の引き上げが行われた一方で、後半の歳入減に伴い、首切りが増えたとの話もある。

一方、イラク国民の60%は配給食糧に頼っているという状況が続き、危機回避の上でも政府による食料配給システム(PDS)の維持が求められているが、世界的な食糧価格の高騰を受けて調達価格が高騰し、既に以前から起きていた不十分な政府機能や配給段階での汚職、着服もあいまって、末端では配給食糧の質の低下や配給の遅延が起きている。国内避難民も原則として配給カードを持っていれば配給を受けられるが、避難先での登録が進まないと、配給食糧にありつけない層も依然として減らない。
また、IMFと世銀の指導によるイラク国際協約(ICI)や国家開発目標(NDS)などの縛りにより、イラク政府は歳入と歳出のバランスを求められており、このために食料配給についても首相府のイニシアチブにより民営化への圧力が高まっている。拙速な民営化によるサービスの低下が人道支援NGOや国連機関の間で懸念されている。

そのほか、一般市民の生活に不可欠な電気、ガス、水道などのサービスの復旧は相変わらず遅れている。夏季の冷房需要が一服している季節要因により需給が安定している現在の電気の供給状況は、バグダッドで1日の半分以上は供給されるなど、一定の改善が見られるが、供給側の設備の著しい改善が進んでいない現状では、いずれ需要が増えた際に改めて供給不足になることが懸念される。

最近のイラク国内政治状況

最近のイラク国内治安状況

最近のイラク市民社会の状況


この活動への寄付を受け付けています!

月500円からのマンスリー募金で支援する

今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。

郵便局から募金する

郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。

口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所

※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。

JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。

遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net