アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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現地ブログ from イラク

イラクウォッチ

イラクでは、現在も武装組織「IS」との戦闘が続き、たくさんの人々が住む場所を追われて「避難民」となっています。その多くは、子どもたちです。JVCは、現地NGOであるインサーンと協力して、キルクークに避難してきた子どもたちが安心して集まれる「居場所」を提供しています。このブログでは、インサーンによる現地での活動のことや、イラクに関連するニュースをお届けします。

クラウドファンディングご協力ありがとうございました!

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年11月12日 更新

こんにちは。イラク事業チームのガムラです。
8月14日早朝、妊娠28週だった私は突然破水し、2日後に緊急帝王切開で第一子の男の子を出産しました。突然のできごとだったので仕事の引継ぎをする間もなく、クラウドファンディングに向けた準備を残したまま産休に入ることとになりました。誰もが驚き、ショックを受けたのではないかと思います。息子は1,046グラムで生まれ、2か月半以上経った今もまだ入院中です。

準備が十分でないままに担当である私が突然離脱してしまったのですが、クラウドファンディングは8月19日に予定通り始まり、てんてこまいが45日間続きました。

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イラクの子どもたちのためのクラウドファンディング「戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい!」が、本日23時に無事に終了しました!

当初の目標額400万円を大きく超えた、のべ402名もの方々から5,562,000円ものご支援をいただきました(郵便振替でのご寄付を受け付けているので、本日ご支援いただいた分が明日以降に反映され、金額が変わる可能性があります)。
ご支援くださいました皆さま、また情報拡散などで協力くださいました皆さま、誠にありがとうございました!

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こんにちは。JVCイラク事業チームです。私たちイラク事業チームは8月19日からクラウドファンディングに挑戦し始めました!今回はそのことについてお伝えさせていただきます。

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イラクの子どもたちへの支援・10年間の活動

2009年-2012年
・「平和ワークショップ」計5回開催。約240人の子どもたちが参加
2013年
・資金不足により活動中断
2014年
・活動再開を計画
(武装組織ISの攻撃が激化、食料や毛布を配布する緊急物資支援実施)
2015年
・「ピースヤード(平和のひろば)」として活動再開
・1回目のクラウドファンディング実施
2015年-現在
・「ピースヤード」計5回開催。約390人の子どもたちが参加
・2019年9月現在2回目のクラウドファンディング実施中

JVCイラク事業チームは、現地パートナーNGO「インサーン」と共に、イラク北部のキルクークという街で、2009年から10年間で、約630人のイラクの子どもたちを支援してきました。

2012年まで実施したワークショップは、週に2回程度で期間は約3週間、各回約30-60人の子どもたちが参加しました。平和構築や人権に関する専門性を持つインサーンスタッフがワークショップ全体を監修し、美術の専門家らがファシリテーターとなり、各回のプログラムを進行しました。内容は、平和や人権をテーマに絵を描いたりアート作品を作ったり、平和や人権に関する歌を歌ったり、寸劇を演じたり、ビデオを見て意見を出し合ったりしました。最終日には、地域の方々を招待して発表会も行ないました。

地域の人々の中には、当初このような取り組みに懐疑的だったり、反対したりする人もいたのですが、回を重ねるごとに参加希望者も理解者も増え、その後も継続が望まれていました。しかし、資金不足により中断を余儀なくされました。

2014年には、1回目のクラウドファンディングを通じて681,000円のご支援を頂きました。当時は、活動実施のための助成金も別途頂いており、既にピースヤードとして活動を再開していました。本当はもっと長い期間開催したい、という私たちの願いに対して、「あともう少し資金があれば、ピースヤードを年内にもう1回実施できる」と、イラク事業を支えてくれているボランティアチームのメンバーの発信で始まったクラウドファンディングの挑戦でした。

その後も、皆様のご寄付に支えられ、ピースヤードではカウンセラーやソーシャルワーカー参加のもと精神的なケアを行なったり、ワークショップを通じて人権や平和共生を伝えたりするほか、保護者とのミーティングなど参加する子どもの親や家族へのフォローもしています。10年にわたり続けてきたからこ、その地域社会の変化や卒業生の活躍など、様々な変化が見え始めています。

2回目のクラウドファンディングを実施を決意

一方、徐々に国際社会や日本の中でのイラクに対する関心が薄れ、私たちの活動へのご寄付や助成金が激減しています。 実際に「あと400万円の資金がないと今年はピースヤードが実施できない」状況で、目標を400万円に設定し、10月3日までクラウドファンディングに挑戦しています。

目標金額400万円の使途内訳(予定)
400万円あれば、子ども約70人に対し約2ヶ月間の「心のケア」と平和教育を行うことができます。

130万円:ピースヤード実施経費(現地人件費5名分含む)
126万円:日本国際ボランティアセンター担当スタッフ人件費1名分 (ピースヤード実施期間のみだけでなく、前後にもさまざまな準備や調整、資金調達、現地での調査、評価、報告等、さまざまな業務があります)
70万円:モニタリングのための渡航費(2名分)
74万円:手数料

イラクの子どもたちの心と未来を救うためご寄付をお願いします

トラウマやPTSDなど精神的に問題を抱える子どもは、目の焦点が定まらない、席におちついて座れないなどという傾向があるそうです。家族が殺害されるほどの辛い経験をしている子どももいます。カウンセリングの一環で描いた絵には、戦車やミサイル、人が撃たれて殺されたりしている場面が多く、それだけ彼らの心に刻まれた紛争の影響は大きいといえます。

活動を行うカウンセラーは、子どもたちの名前・性格・出身場所等を覚えて良く観察し、カウンセリングなどを実施します。温かく信頼できる大人たちに囲まれているだけで、精神的に不安定な子どもたちも安心感に包まれることができます。最初は、心を閉ざし誰とも口をきこうとしない子どもたちも少なくありません。しかし、2か月間ここで過ごすことで、多くの子が他者への信頼を取り戻し、子どもらしい笑顔を見せてくれるようになります。

1980年代のイラン・イラク戦争以来40年間にわたり続く戦争・紛争の中で今、"平和なイラク" を知らない子どもたちが数多く育っています。そのような彼らが将来のイラクを担うことに、とても不安を感じています。子どもたちが心の傷や不安、不満、他者への不信感を胸に育ち、ISのようなグループが再び力を持つことも懸念されます。

自主自律的に地域の人々が「下からの平和」を作る。遠回りにみえても、活動を続け日本にも発信していく必要があると考えています。こういった草の根の活動で、すぐに大きな流れを変えるような成果は、今すぐ見出せないかもしれません。しかし、活動が全くなくなってしまえば、より犠牲となり翻弄される市民が出るのではないかと危惧しています。

現在、目標金額400万円に対して、約230万円のご寄付をいただいている状況です。10月3日の期日までに400万円に1円でも満たなければ支援者様に全額返金となり、私たちは資金を受け取れなくなる仕組みです。クラウドファンディング成立のために、皆様のお力がどうしても必要です。どうかご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

▼9月30日(月)にクラウドファンディング応援イベントを開催します!

映画「ナディアの誓い」試写会&トーク ISが残した深い傷跡@東京(一部ネット配信あり)

ISに攻撃・迫害された少数派ヤジディ教徒の権利擁護を世界中に呼びかけ、2018年に弱冠25歳でノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラドさんのドキュメンタリー映画「ナディアの誓い」の試写&トークイベントを開催します。 トークでは、朝日新聞国際報道部次長・春日芳晃氏から、「ポストIS」と言われる今の中東地域の人々の現状をお話いただきます。 また、クラウドファンディング ...

▼ご支援はこちらから!どうか応援してください。

戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい! - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

▶︎ 【English Page】Challenge for Iraqi children! ▶︎ 【English Page】How to Support by Credit Card 目標400万円達成のお礼と、ネクストゴール500万円への挑戦について このクラウドファンディングに挑戦する前は、資金的に本当に厳しく、今年度のピースヤードの実施が危ぶまれる状況でしたが、 目標の400万を達成

IS戦闘員の家族:「IS後」の地獄のような暮らし

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年8月 7日 更新

「ISに夢を見て集まった人々」のその後

2014年、IS(いわゆる「イスラム国」)が「カリフ国家」樹立を宣言し、シリアとイラクの広い地域に侵攻しました。「平和と幸福、そして質素な生活があるイスラム教徒の理想郷」というインターネット上のプロパガンダに突き動かされ、数千人もの外国人戦闘員がシリアとイラクに流れ込みました。

シリアとイラクの人々に降りかかる不正義への怒りから「彼/彼女らのために何かしたい」と突き動かされた人たちや、生きる目的を見いだせない若者たちが、世界のあちこちから豊かな天国を夢見て、戦争の現実を知らずに、シリアやイラクの「新しいイスラム教徒の国」に集まりました。

女性や家族の中には、強制されたり誘拐されたり、またISに加わる男性に従うしか選択肢がなかった人もいます。イスラム教徒としての誤った義務感からISに従ったり、また改宗してISの花嫁になることを選んだりした女性たちもいます。

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犯罪者扱いされる犠牲者:ISの少年兵たち

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年7月16日 更新


国際社会は、多国籍軍が過激派組織「IS」のシリア最後の拠点を制圧したことを祝っています。しかし、「IS」によってもたらされた被害は、人々の想像をはるかに越えるものでした。多くの人たちにとって、その被害は今まさに始まったばかりです。たしかに「IS」は姿を消したかもしれません。しかし、彼らはいつ再び現れるかもしれず、国際社会、とりわけイラク政府やクルド自治政府の行為によって「IS」よりさらに凶暴な組織が生まれる可能性が出てきました。

それは、生まれてから一度も愛というものを知らず、憎しみと差別、そして暴力の中で育った若者たちが作る組織です。家族から離され、人間的なふれあいを断たれた「ISファミリー(ISの家族)」と呼ばれる人たちには、目の前にたった一つの道があるだけです。生きるために、死ぬまで闘い続けるという道が。

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「ニュージーランドでのモスク襲撃事件から、多文化共生を考える」イベント報告

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年6月26日 更新

4月27日、日本国際ボランティアセンター(JVC)イラク事業チーム主催で、ニュージーランド・クライストチャーチで3月に起きたモスク襲撃事件についてのイベントを行いました。

ヘイトクライムや「外国人嫌い」について、またこの事件が日本など他の社会に与える影響について話し合うことを目的としていました。特に日本では、この4月から外国人の就労に関する法改正があり、同じような事件が日本で起こることを防ぐためにも、このような話し合いの場を持つことが緊急に必要と感じました。

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JVCイラク事業での1年間

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年3月28日 更新

3月も終わりますね。今の年度を締めくくり、新しく始まる次の年度の詳細を詰めるのにとても忙しいこの時期に、私がJVCイラク事業担当として過ごしたこの1年を振りかえってみたいと思います。

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非暴力ワークショップ開催!

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年3月 7日 更新

JVCイラク事業のパートナー団体INSAN(インサン)の代表、アリーさんが昨年来日した時、私たちは2つの非暴力ワークショップをはじめ多くのイベントを開催しました。非暴力ワークショップはINSANスタッフが来日した時の恒例行事になっています。ワークショップはJVCイラクチームの学びの場ですが、一般の方々にも日常無意識のうちに様々な形で暴力が起こりうることを理解してもらっています。そして暴力を避けるためにはどうすればよいかを学びます。

私たちは誰もが、互いに助け合い、暴力を排し、他人を受け入れることが大切だと信じています。しかし、そう思っているにも関わらず、身体の無意識の反応は必ずしもその思いとは合致しません。非暴力トレーニングは、身体が自分の価値観に沿って動くようになることを手助けします。トレーニングを受けることで、日常生活の場でも、紛争地域においても、欲求の違いによって起きる争いとその結果としての混乱や暴力を、建設的な発展のためのエネルギーに変えることができます。

2018年、私たちは新潟市でワークショップを開催しました。開催にあたっては、新潟平和運動センターと新潟ボランティアセンター(NVC)の協力をいただき、新潟平和研究運動の佐々木寛教授に進行役をお願いしました。ワークショップには毎年お会いする顔なじみの熱心なボランティアのみなさんに加えて、はるばる燕市から新たに2名の女性が参加してくれました。

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INSANと「平和のひろば」のボランティア タブロさん

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年1月31日 更新

タブロ・ノザッド・タイイブさんはクルド系女性のボランティアで、1993年にキルクークで生まれ、中学校を卒業し現在もラヒーム・アーワ 地区に住んでいます。

家族は両親と3人の子どもたちの5人で、妹のタニアは6年生、弟のトワナは学校に行っていません。

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「ピース・ヤード」担当者へのインタビュー

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2018年9月11日 更新

2018年7月12日、JVCイラク事業が活動に協力している「ピース・ヤード」のまとめ役シェラン・シェルワンさんにビデオインタビューを行いました。彼女の日常や将来の夢、子どもたちとのふれあいについてお話しを聞くことができました(アラビア語でインタビュー)。

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