アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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現地ブログ from イラク

イラクウォッチ

イラクでは、現在も武装組織「IS」との戦闘が続き、たくさんの人々が住む場所を追われて「避難民」となっています。その多くは、子どもたちです。JVCは、現地NGOであるインサーンと協力して、キルクークに避難してきた子どもたちが安心して集まれる「居場所」を提供しています。このブログでは、インサーンによる現地での活動のことや、イラクに関連するニュースをお届けします。

2020ピースヤード開始!

JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美
2020年11月16日 更新

新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて延期していた今期の「ピースヤード(平和のひろば)」が、9/24にスタートしました。紛争の影響を受けた子どもたちの居場所づくり・心のケア・平和教育の活動です(イラクでは3月中旬から断続的に外出規制が続いていましたが、9/21に全面解除されました)。

写真は、初日のようす。少人数で距離をとって、マスク着用にてオリエンテーションを実施しています。26人が参加中で、まだ表情が硬い子もいますが、これからスタッフや他の子どもたちと一緒に過ごしたり、ケアを受けたりする中で心の壁がなくなっていくことを目指します。

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新型コロナウィルス感染拡大をめぐる現地の状況

JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美
2020年5月 7日 更新

みなさま、新型コロナウィルス感染拡大の中、いかがお過ごしでしょうか。

イラクでも感染が広がり、5月6日現在2,480名の感染者と102名の死者が確認されています。世界的な状況と比べてまだそれほど大きな数ではありませんが、医療設備も万全でない中、また特に避難民の方々は密集した環境で暮らさざるを得ない中、これ からが心配です。

また、外出制限の中で女性の自殺が増えており、ドメスティックバイオレンス(家庭内での暴力)が増えているのではないかとの報道もあります。これは日本を含めて世界中で懸念されることかもしれません。

Women suicide increases during national coronavirus lockdown

In the first four months of 2020, seven women have "taken their lives," five of whom committed suicide during the national coronavirus lockdown. This raises concerns of the human rights organizations, who suspect that the rise of domestic violence is due to household tensions and pressures.

一方、報道によるとコロナウィルス対策のための封鎖期間中にIS(いわゆる「イスラム国」)による攻撃が増え、治安部隊による掃討作戦も続いているとのことです。

現地パートナー団体・インサーンの代表アリーさんは、当局による感染拡大防止のための封鎖により、活動地であるキルクークから自宅のあるスレイマニヤに戻れない生活が3月下旬より約1か月続きましたが、4月23日からのラマダン(イスラム教の断食月)を前に封鎖が緩和され、ようやく家族の待つ自宅に戻ることができました。現地ではラマダンに入り、人々がちょっとほっとできる時間が持てているのではないかと思う一方で、これを契機に感染が拡大することも心配です。

JVCはインサーンとの協力で、4月から5月にかけて子どもたちの心のケアと平和教育を組み合わせた「ピースヤード(平和のひろば)」を実施する計画でしたが、新型コロナウィルス感染拡大による影響を受けて実施を6月以降に延期しました。状況を見ながら、今後の実施について検討していきます。

引き続き応援よろしくお願いいたします。

ピースヤードの活動を実施しました。
現地情勢はなお不安定です。

JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美
2020年3月 3日 更新

イラクでは今も一部でISの残党との戦いが続いています。また、昨秋からは汚職等に反発するデモ隊と政府側が衝突、約500人が死亡する事態になっています。

このような中、私たちは現地NGO「インサーン」の協力により、「ピースヤード(平和のひろば)」を実施、10月7日から12月14日までの約2か月間、7歳から13歳の子どもたち57人が参加しました。地元キルクークの子、他地域から避難して来た子、アラブ系の子、クルド系の子、少数民族の子など、様々な子どもたちがいます。

INSANスタッフのラミアさんと子どもたちINSANスタッフのラミアさんと子どもたち

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イラクの抗議デモ:政治の変革を求めるための、流血という大きな代償

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年12月19日 更新
デモに参加する人々(写真はイメージ、写真提供元: unsplash-logo‏‏こちら

10月以降、イラクではバグダッドや南部地域で、若者たちを中心とした政府に対する抗議デモと、それを鎮圧しようとする政府側の衝突が激しさを増し、400人以上の死者が出ています。JVCの活動地であるキルクークでは大きな衝突は起きていませんが、インターネット回線が断続的に遮断されるなどの影響が出ています。JVCイラク事業担当のガムラ・リファイが、現地状況についてのレポートをまとめました(11月下旬時点での状況です)。

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クラウドファンディングご協力ありがとうございました!

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年11月12日 更新

こんにちは。イラク事業チームのガムラです。
8月14日早朝、妊娠28週だった私は突然破水し、2日後に緊急帝王切開で第一子の男の子を出産しました。突然のできごとだったので仕事の引継ぎをする間もなく、クラウドファンディングに向けた準備を残したまま産休に入ることとになりました。誰もが驚き、ショックを受けたのではないかと思います。息子は1,046グラムで生まれ、2か月半以上経った今もまだ入院中です。

準備が十分でないままに担当である私が突然離脱してしまったのですが、クラウドファンディングは8月19日に予定通り始まり、てんてこまいが45日間続きました。

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イラクの子どもたちのためのクラウドファンディング「戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい!」が、本日23時に無事に終了しました!

当初の目標額400万円を大きく超えた、のべ402名もの方々から5,562,000円ものご支援をいただきました(郵便振替でのご寄付を受け付けているので、本日ご支援いただいた分が明日以降に反映され、金額が変わる可能性があります)。
ご支援くださいました皆さま、また情報拡散などで協力くださいました皆さま、誠にありがとうございました!

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こんにちは。JVCイラク事業チームです。私たちイラク事業チームは8月19日からクラウドファンディングに挑戦し始めました!今回はそのことについてお伝えさせていただきます。

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イラクの子どもたちへの支援・10年間の活動

2009年-2012年
・「平和ワークショップ」計5回開催。約240人の子どもたちが参加
2013年
・資金不足により活動中断
2014年
・活動再開を計画
(武装組織ISの攻撃が激化、食料や毛布を配布する緊急物資支援実施)
2015年
・「ピースヤード(平和のひろば)」として活動再開
・1回目のクラウドファンディング実施
2015年-現在
・「ピースヤード」計5回開催。約390人の子どもたちが参加
・2019年9月現在2回目のクラウドファンディング実施中

JVCイラク事業チームは、現地パートナーNGO「インサーン」と共に、イラク北部のキルクークという街で、2009年から10年間で、約630人のイラクの子どもたちを支援してきました。

2012年まで実施したワークショップは、週に2回程度で期間は約3週間、各回約30-60人の子どもたちが参加しました。平和構築や人権に関する専門性を持つインサーンスタッフがワークショップ全体を監修し、美術の専門家らがファシリテーターとなり、各回のプログラムを進行しました。内容は、平和や人権をテーマに絵を描いたりアート作品を作ったり、平和や人権に関する歌を歌ったり、寸劇を演じたり、ビデオを見て意見を出し合ったりしました。最終日には、地域の方々を招待して発表会も行ないました。

地域の人々の中には、当初このような取り組みに懐疑的だったり、反対したりする人もいたのですが、回を重ねるごとに参加希望者も理解者も増え、その後も継続が望まれていました。しかし、資金不足により中断を余儀なくされました。

2014年には、1回目のクラウドファンディングを通じて681,000円のご支援を頂きました。当時は、活動実施のための助成金も別途頂いており、既にピースヤードとして活動を再開していました。本当はもっと長い期間開催したい、という私たちの願いに対して、「あともう少し資金があれば、ピースヤードを年内にもう1回実施できる」と、イラク事業を支えてくれているボランティアチームのメンバーの発信で始まったクラウドファンディングの挑戦でした。

その後も、皆様のご寄付に支えられ、ピースヤードではカウンセラーやソーシャルワーカー参加のもと精神的なケアを行なったり、ワークショップを通じて人権や平和共生を伝えたりするほか、保護者とのミーティングなど参加する子どもの親や家族へのフォローもしています。10年にわたり続けてきたからこ、その地域社会の変化や卒業生の活躍など、様々な変化が見え始めています。

2回目のクラウドファンディングを実施を決意

一方、徐々に国際社会や日本の中でのイラクに対する関心が薄れ、私たちの活動へのご寄付や助成金が激減しています。 実際に「あと400万円の資金がないと今年はピースヤードが実施できない」状況で、目標を400万円に設定し、10月3日までクラウドファンディングに挑戦しています。

目標金額400万円の使途内訳(予定)
400万円あれば、子ども約70人に対し約2ヶ月間の「心のケア」と平和教育を行うことができます。

130万円:ピースヤード実施経費(現地人件費5名分含む)
126万円:日本国際ボランティアセンター担当スタッフ人件費1名分 (ピースヤード実施期間のみだけでなく、前後にもさまざまな準備や調整、資金調達、現地での調査、評価、報告等、さまざまな業務があります)
70万円:モニタリングのための渡航費(2名分)
74万円:手数料

イラクの子どもたちの心と未来を救うためご寄付をお願いします

トラウマやPTSDなど精神的に問題を抱える子どもは、目の焦点が定まらない、席におちついて座れないなどという傾向があるそうです。家族が殺害されるほどの辛い経験をしている子どももいます。カウンセリングの一環で描いた絵には、戦車やミサイル、人が撃たれて殺されたりしている場面が多く、それだけ彼らの心に刻まれた紛争の影響は大きいといえます。

活動を行うカウンセラーは、子どもたちの名前・性格・出身場所等を覚えて良く観察し、カウンセリングなどを実施します。温かく信頼できる大人たちに囲まれているだけで、精神的に不安定な子どもたちも安心感に包まれることができます。最初は、心を閉ざし誰とも口をきこうとしない子どもたちも少なくありません。しかし、2か月間ここで過ごすことで、多くの子が他者への信頼を取り戻し、子どもらしい笑顔を見せてくれるようになります。

1980年代のイラン・イラク戦争以来40年間にわたり続く戦争・紛争の中で今、"平和なイラク" を知らない子どもたちが数多く育っています。そのような彼らが将来のイラクを担うことに、とても不安を感じています。子どもたちが心の傷や不安、不満、他者への不信感を胸に育ち、ISのようなグループが再び力を持つことも懸念されます。

自主自律的に地域の人々が「下からの平和」を作る。遠回りにみえても、活動を続け日本にも発信していく必要があると考えています。こういった草の根の活動で、すぐに大きな流れを変えるような成果は、今すぐ見出せないかもしれません。しかし、活動が全くなくなってしまえば、より犠牲となり翻弄される市民が出るのではないかと危惧しています。

現在、目標金額400万円に対して、約230万円のご寄付をいただいている状況です。10月3日の期日までに400万円に1円でも満たなければ支援者様に全額返金となり、私たちは資金を受け取れなくなる仕組みです。クラウドファンディング成立のために、皆様のお力がどうしても必要です。どうかご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

▼9月30日(月)にクラウドファンディング応援イベントを開催します!

映画「ナディアの誓い」試写会&トーク ISが残した深い傷跡@東京(一部ネット配信あり)

ISに攻撃・迫害された少数派ヤジディ教徒の権利擁護を世界中に呼びかけ、2018年に弱冠25歳でノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラドさんのドキュメンタリー映画「ナディアの誓い」の試写&トークイベントを開催します。 トークでは、朝日新聞国際報道部次長・春日芳晃氏から、「ポストIS」と言われる今の中東地域の人々の現状をお話いただきます。 また、クラウドファンディング ...

▼ご支援はこちらから!どうか応援してください。

戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい! - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

▶︎ 【English Page】Challenge for Iraqi children! ▶︎ 【English Page】How to Support by Credit Card 目標400万円達成のお礼と、ネクストゴール500万円への挑戦について このクラウドファンディングに挑戦する前は、資金的に本当に厳しく、今年度のピースヤードの実施が危ぶまれる状況でしたが、 目標の400万を達成

IS戦闘員の家族:「IS後」の地獄のような暮らし

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年8月 7日 更新

「ISに夢を見て集まった人々」のその後

2014年、IS(いわゆる「イスラム国」)が「カリフ国家」樹立を宣言し、シリアとイラクの広い地域に侵攻しました。「平和と幸福、そして質素な生活があるイスラム教徒の理想郷」というインターネット上のプロパガンダに突き動かされ、数千人もの外国人戦闘員がシリアとイラクに流れ込みました。

シリアとイラクの人々に降りかかる不正義への怒りから「彼/彼女らのために何かしたい」と突き動かされた人たちや、生きる目的を見いだせない若者たちが、世界のあちこちから豊かな天国を夢見て、戦争の現実を知らずに、シリアやイラクの「新しいイスラム教徒の国」に集まりました。

女性や家族の中には、強制されたり誘拐されたり、またISに加わる男性に従うしか選択肢がなかった人もいます。イスラム教徒としての誤った義務感からISに従ったり、また改宗してISの花嫁になることを選んだりした女性たちもいます。

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犯罪者扱いされる犠牲者:ISの少年兵たち

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年7月16日 更新


国際社会は、多国籍軍が過激派組織「IS」のシリア最後の拠点を制圧したことを祝っています。しかし、「IS」によってもたらされた被害は、人々の想像をはるかに越えるものでした。多くの人たちにとって、その被害は今まさに始まったばかりです。たしかに「IS」は姿を消したかもしれません。しかし、彼らはいつ再び現れるかもしれず、国際社会、とりわけイラク政府やクルド自治政府の行為によって「IS」よりさらに凶暴な組織が生まれる可能性が出てきました。

それは、生まれてから一度も愛というものを知らず、憎しみと差別、そして暴力の中で育った若者たちが作る組織です。家族から離され、人間的なふれあいを断たれた「ISファミリー(ISの家族)」と呼ばれる人たちには、目の前にたった一つの道があるだけです。生きるために、死ぬまで闘い続けるという道が。

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「ニュージーランドでのモスク襲撃事件から、多文化共生を考える」イベント報告

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2019年6月26日 更新

4月27日、日本国際ボランティアセンター(JVC)イラク事業チーム主催で、ニュージーランド・クライストチャーチで3月に起きたモスク襲撃事件についてのイベントを行いました。

ヘイトクライムや「外国人嫌い」について、またこの事件が日本など他の社会に与える影響について話し合うことを目的としていました。特に日本では、この4月から外国人の就労に関する法改正があり、同じような事件が日本で起こることを防ぐためにも、このような話し合いの場を持つことが緊急に必要と感じました。

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