2014年12月の記事一覧
どういうわけだか、再びスバイリエンに来ています。ベトナム国境沿いのこの地で活動を行っているIVYという団体にお世話になりました。なんと今回は2週間にわたる農場での研修。フィリピン人農場長のセルナンの仕事ぶりを見学しにスバイリエンに出向きました。研修にはJVC試験農場の農場長のソカーと共に行ってきました。ソカーは1週間のみの滞在で、セルナンもクリスマス休暇で2週目はプノンペンへ行ってしまいました。
そういえばそんな季節なんですね。セルナンの仕事ぶりを見学させてもらうはずが、なぜか2週目は自分一人だけがスバイリエンに取り残されました。セルナンと共に働く農場ワーカーと2人で仕事をすることに。彼は現地の農民ですので、全く英語は通じません。なんでしょう。これは完全に試されてるなと。カンボジアに来て4カ月で自分のクメール語がどれだけ上達したかを試すにはまさに絶好のチャンスとなりました。まぁ、結果的にほとんど会話は成り立たなかったのですが...。
2014年もあとひと月。いまだに気分は夏真っ盛り。朝夜は多少涼しくなったものの、年の瀬であることを全く感じられない、そんなカンボジアです。今の時期は、バイクで村の中を走っていると必ずと言っていいほど稲を刈る農民の姿を目にすることが出来ます。雨季が終わり、カンボジアでは稲刈りの季節になりました。JVCの試験農場の稲もとうとう収穫を迎えました。4か月ほど前に初めて農場を訪れた時はまだ青々としていた稲が今ではすっかりキレイな金色に染まりました。
11月27日、地域の方々を巻き込んでの一大イベント、植林キャンペーン(TPC = Tree Planting Campaign)が盛大に行われました。このイベントは、植林を通じて自然資源の保護と持続可能な社会への関心を持ってもらうことを目的としています。
ビデオ上映会
TPCに先がけて、事前の啓発活動の一環としてビデオ上映会がありました。近くの村の小学校などの場所を借りて、2日間にわたり夜間に開催されました。昼間は農作業や学校で忙しい方が多いので、より多くの人に参加してもらおうとの配慮から、夜間に上映しています。ビデオの内容は、木が失われることのインパクトやどのように森林の保護をしていくべきかというもの。
スタッフからの質問等を交えながら、森林保護の重要性を伝えました。2日間ともビックリするほど本当に多くの方が参加してくれました。子供たちも大画面の映像に興味津々。上映が始まると食い入るようにスクリーンを見つめていました。夜間の開催でありながら、スタッフもMCで自慢の話芸を披露するなど楽しんでいました。