2013年10月の記事一覧
JVCは、農業技術研修をサポートしてくれているコミュニティー農民ボランティアと協力して活動を行っています。農民ボランティアの多くは地域の若手農民で、JVCが実施する研修のお知らせや実際の研修のお手伝いなどのほか、近隣農家の技術的な相談などにも応じています。
また、JVCでは、この農民ボランティアを対象とした研修も行っています。今週は4日間で座学、実践のトレーニングを行いました。カンボジアの農村ではみんながみんな高校や大学に行けるわけではありません。村に残り家の畑仕事を手伝っている若者達も沢山います。こうした若者たちが農民ボランティアとして活躍しています。
村に残って頑張っている若者達、今回学んだスキルを是非とも村の人たち、また自分たちのために役立ててもらいたいです。
洪水の被害が拡大
この数週間、カンボジア各地で断続的な大雨となり、洪水が発生しています。カンボジア国内だけでも80名以上の方が洪水で亡くなったと報道されています。
シェムリアップ州東部に位置するJVCの活動地も、連日降り続いた雨で大きな影響を受けています。特に、活動地南部のトンレサップ湖に近い地域での被害が大きく、JVCが農業技術支援で関わってきた2つの村でも田んぼの浸水が見られました。
先週、スタッフ研修とプロジェクト会議のためプノンペンにスタッフ全員が集合しました。活動地はシェムリアップ県にあるため、活動地のスタッフとプノンペン事務所のスタッフが顔を合わせる機会は普段はなかなかありません。
会議では、今後のプロジェクトの進め方について全員で話し合い、情報を共有しながら、改めて活動の連携を強めていこうということになりました。また、会議終了後に食事会を開催し、スタッフ同士の親交を深めました。これからも、一致団結して頑張っていきます。
9月は、大学のスタディーツアーが多い時期です。9月12、13日の2日間で、日本から3つの大学の教員と学生が活動地を訪問してくださいました。
SRI(幼苗一本植え)を実践している農家の訪問、農産物加工グループの女性たちと一緒に漬け物作り体験、試験農場での農作業、学校で子どもたちと一緒に野菜栽培体験と賑やかな2日間でした。
短い時間でしたが、学生のみなさんから元気をもらえる2日間でした。ありがとうございました。
9月27、28日の両日、JVCが主催するカンボジアスタディーツアーの参加者のみなさんが活動地を訪問しました。今回のツアーのテーマは"食"ということで、カンボジアの自然の恵みを堪能する2日間になりました。
1日目は、市場に行ったり、森で"野菜"(食べられる葉っぱなど)をとったりしました。お昼には採ってきた野菜を使い、地元のお母さん達がおいしいお昼ご飯を振る舞ってくださいました。午後には地元の農家を訪問し、自宅で栽培している野菜、果物などを見せていただきました。そして、1日目の最後の見せ場、JVCスタッフ総出での魚釣りを披露!カンボジアの農村での食の現状を体験する1日となりました。