■持続的農業と農村開発(SARD)
安全な水や食糧の確保を目指して、1994年から活動を行っている。本格的な乾季に入り、これまでにJVCが掘削してきた浅井戸の改修工事が本格化している。
近年は干ばつなどで浅井戸では水を確保できない場合もあり、涸れやすい浅井戸の底を20メートル程度掘り下げパイプを入れることで、乾燥がもっと厳しい4月〜5月でも安全な水が利用できるように改良している。
■資料・情報センター(TRC)
持続的農業や農村開発に従事する人々に資料や情報を提供するために1995年から運営している。2005年の年間利用者は1074名と昨年よりも若干減少したが、貸出した図書数は1760冊と1割程度増加した。また、新規利用登録者数は215名と昨年とほぼ同じであった。
■技術学校
自動車修理の職業訓練校・寮と付設整備工場の運営強化。プノンペン校2年生は受講を終え、工場実習。移転工程に進展はない。KTP社がプノンペン市に移転先の建設許可申請を提出。15省庁と国際機関・NGO代表を含む国家職業訓練評議会が創立され、JVC代表も参加。シアヌークヴィル校の教材や資機材のプノンペン校への委譲リストを作成。閉校後の施設の人材育成への活用の覚書を、シアヌークヴィル運輸局と準備中。
■調査研究・政策提言、ネットワーク
カンボジア市民フォーラムの人権と上院選調査。2月23日にENJJ(日本大使館・NGO・JICA・JBIC)定期協議会が開催され、農業農村開発分科会と人権・良い統治分科会の活動報告、日本政府の「基本的人権や良い統治」支援について、NGOからの質問を準備。CEDACのハッピーマウンテンバード事業モニター。国連人間安全保障基金の評価。在カンボジア日本NGOネットワーク(JNNC)月例会。ラタナキリ県先住民を支援するNTFPのプノンペン総務・会計補佐。