持続的農業と農村開発(SARD)

安全な水や食糧の確保を目指して、1994年から活動を行っている。昨年11月のに行われたプロジェクトレビューでに明らかになった反省点を踏まえ、各活動の内容について大幅な見直しを行っている。

具体的には、これまで農民の自発的な活動に任せてきた米銀行、牛銀行、女性相互扶助グループなどに対し、帳簿管理やグループの運営に関するトレーニングを実施し、それに基づきグループごとに規則や活動内容を改善して、将来的により自立的な活動ができるようになることをめざす。
資料・情報センター(TRC)
持続的農業や農村開発に従事する人々に資料や情報を提供するために1995年から運営している。これまで本の貸出し記録を手書きで行ってきたが、1月から利用者の情報と併せてコンピューターで管理するようにシステムを変更した。今後はシステムに障害が出ないよう、情報をしっかりと管理していく必要がある。
技術学校

プノンペンにて自動車修理を学ぶ職業訓練校と付設整備工場の運営強化。プノンペン校は通常の運営を継続。移転先は地質調査も設計も進展なし。シアヌークヴィル校は再開の可能性の有無を見極め、閉校が確定したら、教材や資機材でプノンペン校が活用できるものは委譲する。シアヌークヴィル運輸局は、シアヌークヴィル校の施設を活用し、交通安全研修を2回実施。
調査研究・政策提言、ネットワーク
薬草の栽培・促進は、SARD活動地での環境教育の一環にとりいれる方向。ENJJ(日本大使館・NGO・JICA・JBIC)人権・良い統治分科会や在カンボジア日本NGOネットワーク(JNNC)会合の開催に協力。 ラタナキリ県先住民族の共有林管理を支援するNTFPのプノンペンでの総務・会計補佐継続。12月10日人権デー実行責任者として、12月末にNTFP理事長が拘留されたため、情報収集・発信。