持続的農業と農村開発(SARD)

7月に入り漸く雨が降り始め、田植えを始める農家が見られるようになったが、このまま雨が降り続くのかは分からない。昨年に続き今年も干ばつということも想定されるため、その対策についてスタッフで話し合っている。また、活動地内外の農家を訪問し、節水型の農法や耐乾性の樹木や野菜などについての調査を行っている。
資料・情報センター(TRC)
近年は大学生の利用が多いが、キーワード検索などの検索方法を知らないため、本のタイトルからでは必要な情報を得られないことがある。そこで、プノンペン大学で環境コースを専攻する学生を対象に資料センターの利用および情報検索の方法についてのオリエンテーションを行った。利用の増加だけではなく、有効に資料が利用されるようオリエンテーションを継続したい。
技術学校

プノンペン校の移転を望んでいるKTパシフィック社と補償条件の協議を続け、3年の収入補填に合意。施行管理をする設計会社をJVCが選んだ。シアヌークヴィル校は、現2年生の卒業後、秋からはシアヌークヴィル運輸局の海上・国道交通安全センターとして、建物・機材を活用する案を検討中。両校の経営・技術指導に短期専門家として浜口氏が4月から6月まで派遣された。
調査研究・政策提言

カンボジアNGOフォーラムなど他NGOによるアドボカシーテーマを調べ、JVCとして何が貢献できるか、どう関わるかを検討中。ラタナキリ県先住民族の共有林管理を支援するNTFPのプノンペンの総務・会計補佐を継続。在カンボジア日本NGOネットワーク(JNNC)共同世話人として、日本大使館・JICAに、国際NGOが結ばねばならないカンボジア外務省との覚書(MOU)の更新が円滑にいくよう、問題解決への協力を仰ぎ、協議中。