アフガニスタンという国
山と川の国
アフガニスタンは日本の本州と同じくらいの長さで、面積は約1.7倍あります。国土の半分は標高2000m以上の山地で、ヒマラヤ山脈に続くヒンドゥークシュ山脈が北東に向かって伸びています。山から流れる雪解け水は、いくつもの川となって低地に流れ込み、川の流域に豊かな緑の大地が広がっています。荒れた土地のイメージが強いアフガニスタンですが、川の周辺では小麦や野菜、果樹などがさかんに栽培されています。JVCの活動地がある東部のナンガルハル県(県都ジャララバード)は「アフガニスタンの食料庫」とも呼ばれており、様々な作物が収穫できます。

多民族を抱えて
アフガニスタンには、パシュトーン人、タジク人、ウズベク人、ハザラ人など数多くの民族が暮らしており、多様性を誇る一方で争いの火種ともなってきました。パシュトー語とダリ語を公用語としています。
文明の十字路で今も続く紛争
アフガニスタンはシルクロードの時代から交易の要所として栄え、近隣諸国の間でも類まれなる豊穣な文化を育んできました。10世紀ごろにイスラム化し、それ以降現在にいたるまで国民の殆どがイスラム教徒です。東西南北を、それぞれ、中国、イラン、インド、ロシアという大国に囲まれています。このような地理的条件のため、古くから勢力拡大をはかる諸国の脅威にさらされてきました。1979年にはソ連軍が侵攻、2001年にはアメリカ同時多発攻撃をきっかけとしてアメリカ軍ならびに外国軍の空爆をうけました。2014年には治安維持のために駐留していた外国軍が撤退を開始し、治安の悪化が懸念されています。「イスラム国(IS)」を名乗る勢力の活動も報告されるようになりました。30年以上続く紛争で生活基盤の整備は遅れ、国が疲弊しています。
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