2013年9月の記事一覧
アフガニスタン現地事務所で治安と総務を担当するスタッフ、サビルッラー・メムラワルが、9.11の日に合わせ、文章を寄せてくれました。「9.11後」アフガニスタンをめぐる光と影...現地の人々が抱く得体のしれない不安なようなものが感じられます。
これまでのことは現実でなく、ドラマかゲームのようなものだったのかもしれない...。
9.11は、世界中で記憶に残る言葉である。私たちは、9.11を小もしくは半「第三次世界大戦」と呼ぶことができるだろう。なぜなら、9.11以降、世界のおよそ半分の国が、軍隊、政治家、諜報機関などを通じてアフガニスタンに関与したからである。アフガニスタンを支援するためという国もあれば、政治的な利害からという国もあった。
アフガニスタンは今、2014年の外国軍完全撤退に向けた移行期にあります。こうした中、この移行期と和平プロセスにおけるアフガニスタンの伝統的なリーダーの役割について話し合う全国的な会合が7月6日―7日、カブールにて開催されました。JVC現地スタッフのサビルラさんは主催者から選ばれて、この会合に参加することになりました。
この会合を主催したRSSAOという団体(アフガニスタンの組織のための復興と社会サービス"Reconstruction & Social Services for Afghanistan Organization")は、2005年に設立されたアフガニスタンの市民社会組織(CSO)で、政策提言、選挙や民主化、平和構築や紛争解決、腐敗対策やグッドガバナンス、人権・社会保障や司法へのアクセスのために活動しています。