2013年7月の記事一覧
JVCでは、日本とアフガニスタンの市民社会とが協働で、助成を通じてアフガニスタンの市民社会の支援を行う「アフガニスタン市民社会サポートファンド(仮称)」の仕組みづくりを進めてきました。
その仕組みづくりにつながる第一歩として、JVCは、2013年3月からアフガニスタンの市民社会を代表する市民社会組織(Civil Society Organization:CSO(注))のネットワーク組織の能力を強化するための事業を、日本の3つのNGO団体(ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)、難民を助ける会(AAR Japan)、シビルソフィア(CS))と連携して開始しました。
この事業は、同国のCSOネットワーク組織が地方CSOの能力強化研修を行うことを通じて実務能力が高まることで、地方も含めたCSO間の連携が促進されることを目指すもので、今年を含め、今後3年間かけて、この目標に向けた活動を続けることを計画しています。
このたび、地方CSOの能力強化研修を行なう2つのCSOネットワーク組織、アフガン救援開発調整機構ACBAR(Agency Coordinating Body for Afghan Relief & Development)とアフガンNGO調整局ANCB(Afghan NGOs'Coordination Bureau)から、それぞれの代表が来日し、事業の進捗や今後について議論をすることができました。
アフガニスタン現地の様子を紹介する新しいシリーズ、『アフガニスタンからサラーム♪』を開始します!「サラーム」とはイスラムの人びとの間で使われる言葉で「平和」や「平安」といった意味で、挨拶として使われています。このシリーズでは、実際の活動の報告の中ではなかなか現れてこない、活動を支えるアフガニスタン現地事務所のスタッフの活躍を、写真を交えてご紹介したいと思います。現地にはこんな仲間がいる!ということをお伝えできたらと思います。
さて、突然ですが、こちらの写真は何をしているところでしょうか?
こちらは、JVCのクズカシュコート診療所の前の道を守衛さんと運転手さんがならしているところです。
JVCアフガニスタン事業は、ナンガルハル県シェワ郡において、2つの診療所の運営、地域での保健活動、そして学校での健康教育などを実施しています。今週は、終了した昨年度(2012年度)のプロジェクト管理・運営の適正性を第三者に審査してもらうため、オランダに本部がある監査法人による外部監査を受けています。
外部監査を実施する方たちは首都のカブールから、事務所があるジャララバードにやってきて3日間滞在し、主にJVCアフガニスタンの会計担当のスタッフに数々の質問や確認を取りながら、必要な書類を揃えていき、最終的に私たちの事業運営が適正かどうかを判断します。それに合わせて東京の私たちは、スカイプを常にオンラインにしながら待機し、あちらからの要請に合わせて、東京事務所で準備しなければならない必要書類を用意します。