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2012年12月 4日

パキスタンへの出張【1】

アフガニスタン事業担当 加藤 真希
2012年12月 6日 更新

アフガニスタン事業担当の私たちは12月の第一週目から、アフガニスタンへの出張を計画していました。しかし、非常に悲しいことに、出発日の前日、私たちが利用する現地・ジャララバードの空港において自爆攻撃やロケット砲による大規模攻撃が複数個所で起こり、民間人も含む死傷者が出るという事件が発生しました。この空港は多国籍軍(主には米軍)の軍事基地でもあるため、反対勢力による攻撃の標的になっています。今回の攻撃は、タリバンが犯行声明を出しています。

安全の確保を優先するため、私たちも急きょ出張の予定を変更し、今回はアフガニスタンに入ることを断念することになりました。そこで、私たち日本人スタッフが現地に行けない代わりに、アフガニスタンから現地スタッフたちを隣国パキスタンのイスラマバードに招へいし、そこで会合を持つことになりました。

出張に先立って念入りにスケジュールを組み、手続きや準備を済ませてきたにも関わらず、前日になって一瞬で計画が総入れ替えになってしまいました。しかし、嘆いている時間はありません。事業地には入れなくても、限られた時間とリソースの中で、イスラマバードへの出張でできる限りの成果を得なければなりません。日本人スタッフの駐在がいない今、現地で頑張っているスタッフたちと顔を合わせながら進捗状況を確認し、今後の展望を語り合うことなしに、信頼関係に基づいた事業運営はあり得ないのです。

イスラマバードの宿にて、先に到着したシャプール医師と打ち合わせ中。イスラマバードの宿にて、先に到着したシャプール医師と打ち合わせ中。

アフガン人スタッフも、突然の予定変更の連絡を受け、早速イスラマバードへの出発の準備に取り掛かってくれました。ビザ取得の関係から、到着には数日かかります。本日は最初に準備が整ったシャプール医師が一人到着し、早速会議を持ちました。うまくいけば、他のスタッフも明日合流することになりそうです。

今回のことで改めて、アフガニスタンのように情勢がなかなか読めない国で事業を展開する難しさを実感しました。常に緊張感を持つこと、代替案を持っておくこと、変わりゆく状況に素早く対応できる体制をつくっておくこと...など学ぶべきことはいっぱいです。今の時点で帰国日がいつになるかも確定していない状況ですが、今回はイスラマバードから、タイムリーな出張報告を上げていきたいと思います。

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