2004年12月の記事一覧
4. 選挙の結果が与える影響
今回の選挙はカルザイの圧勝と言われているがメディアが伝えるこの言い振りに私は違和感を覚える。開票率3%の時点で「カルザイ圧勝の勢い」という文言がマスコミの紙面に踊っていた。そして投票集計はカルザイが確実に支持を固めたと思われる地域から行われた。カルザイは60%の得票率をゆうに越えると考えられた。しかし結果は55.4%であった。わたしは本来ならカルザイ支持に廻っていたかもしれない非パシュトゥーン人の票が、アメリカ大使のカルリザッドの露骨な選挙工作によって反カルザイ票に流れた可能性があると考える。カルリザットは新政府のポストを餌に立候補者の買収を行っていたことが数々の証言で明らかになっている。
1. 嘘に嘘を重ねる
11月3日大統領選挙の結果が発表された。カルザイ現移行政権大統領が55.4%の得票率を得て再任が決定した。次選のカヌーニ前教育大臣は16.4%で40%の開きがある。カルザイの圧勝である。トップが過半数を得票したために、決戦投票の必要はなくなった。