アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website
  • HOME >
  • 南相馬日記
現地ブログ from 東日本大震災被災地

南相馬日記

仮設住宅のサロン運営などの活動を支えている白川徹が、南相馬市での活動や福島支援に関して見聞きしたことをお伝えします。

【14】5月31日:苦境が続く高齢者

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月13日 更新

激しい雨。南相馬市、相馬市では浸水も伝えられます。

高齢者問題を取材しました。大震災のあと、市内の特別養護老人ホームなどの入所者は、退避することになり、退避先を探すのに関係者は大変、苦労されました。現在は、県内外の高齢者施設などに一時入所することができて、ひと安心です。

その一方、自宅で介護保険のサービスを利用していた高齢者が苦境は続いています。ケアマネージャー、ヘルパー、そして施設の多くも避難してしまったからです。その結果、サービスを求める人に対して、提供する側が手薄になりました。だいぶ戻ってきましたが、デイサービスは12ヵ所が4ヵ所に、デイケアは3ヵ所に、ショートステイは約100床が5床です。

【13】5月29日:賑わいに飢えている?

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月13日 更新
会津若松のソウル・フード「カレー焼きそば」会津若松のソウル・フード「カレー焼きそば」

午前の放送後、FM放送の看板DJの沢田さん、吉野さんと、国道6号沿いにある「道の駅相馬」の再開のプレイベント「復興祭」へ出かけました。

道の駅は震災後、避難所になったり自衛隊や警察などに貸したりして、2カ月以上も「休業」状態でした。6号沿いの道の駅は、北隣の相馬市にもあるのですが、こちらはとっくに再開しています。6号は道の駅から南約5キロで、立ち入り禁止の警戒区域に入ります。(道の駅相馬は6月1日に再開しました。といっても、レストランは午前11時から午後3時まで、物販は午前9時半から午後5時まで。なによりも、この道の駅の売り物だった、地域の野菜の販売は、原発事故の影響で見送りという部分再開でした)

【12】5月27日:「誰が原発を推進したのか!」

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 9日 更新
一時帰宅後、放射能量をはかる人たち一時帰宅後、放射能量をはかる人たち

今日は警戒区域となった地域に住民が一時立ち入りをする第2日です。

海岸に近くの集落で、津波の被害を受けた40歳前後の二人が、一時帰宅後、まったく違った感想を話していたのが印象的でした。一人は「家は何も残っていなかった。堤防のこっち側は一変していた。しかし堤防の向こうには、何も変わらない穏やかな海があった。塩の香りをかいで、絶対、また帰ってくると思った」と語りました。もう一人は、

【11】5月26日:仮設住宅の建設が遅れる理由

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 8日 更新

宮城県、岩手県の情報は正確ではありませんが、南相馬市は仮設住宅建設がかなり遅れています。今日まで、市が第一次、第二次の仮設住宅の入居者を募集したところ、3,000世帯以上から応募がありました。第一次募集の505戸については、28日から入居が始まります。第二次募集の405戸についても、募集は締め切って選考中で、6月中旬には入居が始まる見込みです。

【10】5月25日:警戒区域となった町から

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 8日 更新
一時帰宅し大事な荷物を持ち帰る一時帰宅し大事な荷物を持ち帰る

ようやく始まった警戒区域への立ち入り、南相馬市の第1日です。今日約80人、明後日の27日にも約100人が一時帰宅します。立ち入りの希望者は3,300人を超えたそうですから、多くの方が次回以降になりました。私も「取材」に行きました。

60代の女性は「庭にイノシシとサルが来て、あちこちに穴をあけていた。丹精こめて育てた木もだいぶ枯れていて、涙がこぼれた。2時間の立ち入り時間は短かった。20分ほど仏壇の前にいたら、『頑張ってコ』と言われた気がした。並んでいたたくさんの位牌から、3年前に亡くなった母の位牌だけ持ってこようと思ったが、ほかのご先祖様が見ているようで、置いてきた」と話していました。

【9】5月23日:取材へ

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 8日 更新
支援物資の配布所支援物資の配布所

パソコンの扱いにも少し慣れ、無人放送用のストックも3~4セットできましたので、今週から取材を増やすことにしました。昨日は、津波の被災者や原発事故による警戒地域からの避難者などへの、支援物資の配布所に行きました。物資を求める列と、残る中古の衣類に、ミスマッチを感じました。

今日は、南相馬市の小中学生の現状を取材しました。

次の数字は、南相馬市の小中学校の3月時点での予定在籍者数、現在通学者数、避難したと思われる率です。

【8】5月21日:避難中の方がラジオを聞けるようにするには?

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 7日 更新

午前6時から、震災から2カ月以上たつのに休業中の道の駅・南相馬で、欧米系のNGOが支援品を配給しました。生鮮食料品、日用品、タオル...、金額にすれば一人2000円くらいと思われますが、先着800人の予定に、朝3時から人が並んでいました。

午前中、ある団体が、FM放送をインターネットで県外の避難所に送信し、ミニミニFM局で再送信し、付近の避難者に聞いてもらうという仕組みを南相馬市に提案している場に、東京から来ているスタッフの白川と同席しました。

【7】5月19日:無人放送時間のデジタル化へ

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 2日 更新
南相馬スタジオでの白川さん南相馬スタジオでの白川さん

メカに強いJVCの若手、白川さんが昨日夕、応援に来ました。

【6】5月18日:新コーナーがスタート

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 2日 更新

FM放送で新しいコーナー「今日の新聞から」を始めました。福島民報、福島民友新聞の二つの地元新聞から一つずつ記事を選んで紹介します。緊急時の必要な情報だけから、少しは楽しい放送への一歩です。

避難所でラジオを聞く南相馬市民避難所でラジオを聞く南相馬市民
■避難所でラジオを聞く南相馬市民

某新聞社がラジオ局の取材に来ました。取材記者と一緒に市内の小学校に開かれた避難所に行きました。南相馬市の中心部(原町区)は、前にも書いたように、緊急時避難準備地域に指定されているため、小中学校は北部の鹿島区にある施設で授業をしているので、学校にある避難所も「安泰」です。避難所は体育館で、腰の高さに仕切られて、約100人の人がいます。ここには、津波の被害者もいますが、南の原発の避難地域から来た人が多いようでした。ここでも、私たちのFM放送を楽しみに聞いている人がいて、頑張らねばと思いました。

ここには、「警戒地域になっている小高区に一人で住んでいた。防災無線で避難しろという指示があったが、車はないし、誰も迎えに来ないから、外にでないように、自宅にとどまっていた。市の職員が来て、じかに出るように言われたのは、4月の19日。翌日、位牌と着るものを小さなバッグに詰めてでてきた」「おれは4月28日まで頑張った。自分の家があるのに、こんなところには住みたくなかった」という人もいました。

彼らが住んでいた小高区というのは、相馬野馬追いという祭りの中心の一つですが、「牛や馬を放して避難したらしく、小高は動物がいっぱい。お馬さんは、馬追いのパレードのコースを、行ったり来たりしている。かしこいねえ」などと話していました。

避難所には、よく話す人も少数いますが、黙り込む人のほうが多いような気がします。同行していた市役所職員に、理不尽とも思える文句を言う人もました。職員は「公務員は叱られ役」と話していました。

【5】5月16日:「縦覧」の意味は?

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月 2日 更新

プリンタを持ちこんで、原稿を作りはじめました。市などが提供する資料を要約しながら読んでいた地元DJの二人の負担を軽減するのが狙いです。お役所の文書は正確を期す余り、分かりにくいのですが、それを分かりやすくするという面もあります。たとえば「縦覧」という意味が分かりますか? 南相馬市は「津波による遺失物の縦覧」を行っているのですが,「津波で流され、持ち主が分からなくなった物を公開」と放送用に言いかえて、原稿にするのも私の仕事です。

ちなみに、その公開場所に行ってみました。かなり広い柔剣道場を細かく区切って、びっしり写真が展示してあります。スナップ写真、結婚写真、記念写真...、さまざまな写真に混じって、飾られていた遺影と思われるものもあります。一枚一枚バラバラの写真もあれば、アルバムに綴じられたものや袋に入ったものも...。サンドペーパーでこすったような跡が付いた写真もあります。写真のほかにも、位牌などの仏具、卒業証書、ランドセル、卒業証書など思い出の品々が並んでいました。その場の写真をお見せしたいのですが、この場所は撮影禁止です。

どのポスターが目立つかな?どのポスターが目立つかな?

FMラジオのチラシも作りました。災害FMラジオは、放送はしていてもまだ知らない人が多いと思われるからです。地震後に急きょ作られた放送です。4月16日に放送が始まったときには、地元の新聞などにも取り上げられたのですが、地震後一ヵ月以上たっていたにもかかわらず、新聞の宅配は復活していなかったため、ほとんど市民の目には触れなかったそうです。本来なら市民に伝えるべき、市報も配られていません。避難所や街中、あちこちに貼ってもらうため、目立つポスター作ろうと頑張りました。

Facebook コメント

団体案内
JVCの取り組み
9ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net