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外国の問題と日本の問題

11期インターン 金森 史明
2009年3月24日 更新

先日のJVCラオスの事務所訪問の際に聞いたお話の中には、「現在、ラオスには他国の企業が植林と称して森林伐採を行ったり、不当に植林のための土地の使用権を取得しようとして住民と揉めたりしている」というものもありました。

それらの企業の中には日本の企業も含まれています。それらの企業に対して「企業はそういう不当な活動はするべきではない」と言うことは簡単です。しかし、企業がなぜそのような活動をするのかというと、消費者がそれら企業の生み出す製品を購入するからということもできます。
 つまり、企業活動は、消費者の「モノやサービスがほしい」という欲求から来ているとも言えるのです。ラオスには(ラオスに限らずタイもそうですが)、その国自身による問題以外に、日本などの先進国の消費者の欲求から来る大量消費・大量廃棄の生活スタイルをはじめとした経済至上主義、グローバリゼーション、環境破壊がもたらす問題もあります。このような現状を鑑みて、僕は日本等先進国がもたらす問題や抱えている問題を何とかすることも国際協力であり、海外(特に途上国とよばれる国)にカネやモノ、技術を提供したり、そこに行って何かをしたりすることよりも重要なのではないかと考えています。

これを読まれている方は日本についてどのようなイメージを持っているでしょうか。僕は「立派なフリをしているけれど実際はぜんぜんそうではなく、周囲に依存し負担や迷惑をかけてばかりで中身も問題だらけ」といった感じです。食料自給率は低く、資源・エネルギーにも乏しい。それらを海外からの大量輸入に頼っているにもかかわらず、大量消費・大量廃棄する。日本国内では無差別殺人事件が起こったりするし、ワーキング・プア、ネットカフェ難民、年金、医療、食にも問題がたくさんあります。僕はこういった問題をなんとか解消していくことが必要で、それをすべきなのは日本人以外にはいないし、日本人以外にはできないことだと感じています。そして、今後はそのために何かをしていきたいと考えています。

このように考えるようになったのは、タイに来て、タイの人々が自分の国や地域のために活動しているのを知り、僕も彼らと同じようになりたいと思うようになったからです。日本人がタイのために活動することが悪いことだとは思いませんが、そのことにどこか違和感がありました。なぜだろうと考えてみて思い至ったことは、「タイ人は自国(つまりタイ)のために活動している。彼らと同じようになりたいのであれば、僕も自国(つまり日本)のために活動する必要がある」ということでした。また、日本をよくするために活動することは同時にタイのためにも活動していることにもなると考えています。
 しかし、現状では問題があることは知っていても、実際の現場や具体的な事柄、解消のために何がなされているかについてはほとんど知りません。僕が何をすべきなのか、何ができるのかについても見当がつきません。日本に帰国したら、まずはこれらについて知ることからはじめ、できることからはじめるのがよいのかな、と考えています。


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