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農村生活編 第3話

11期インターン 宮田 敬子
2008年9月26日 更新

本当の気持ち

インターン生のほとんどが、「何のためにタイの農村に来ているのか…」という不安や焦り、悩み、苦しみなどを経験するそうですが、私もその真只中です…。

ムクダハン県のカオデーン農園での研修で、農作業は下手ながらも出来る、タイ料理も出来ると、少々の自信を持って村へ入りました。村での生活の中で感じるのは、やはり「何もできない日本人だ…」です。農作業も手伝いはするものの、お父さんやお母さんのペースに合わせていくことは大変です。また、20〜30分の楽な仕事でも、私が疲れるのを心配してか「休め、休め」と言われてしまいます。

自分が思うように動けず、うまく自分の意思が伝えられず、次第にイライラするようになりました。「なぜ私の言っていることがわかってくれないの?!」と自己中心的に考えることもあり、そんな自分がとても嫌になってしまいます。で、派遣2週間後にして、森本さん(現地プログラム調整担当)に泣きべそをかいて電話してしまいました。

それから、1ヶ月半が経ちました。毎日、「何かを学ばなければならない!」という焦りと、私がホームステイ先のお父さん、お母さんのかなりの負担になっているのではという不安が波のように襲ってきます。そんな時、バンコクへ旅行に来ていた友人と電話で話す機会がありました。私は「大変だよ、辛いよ…」など、たくさん愚痴をこぼしてしまい、友人は私に「ケイコ、何も成長できてないんだね。」とあきれられてしまいました。
私が友人に伝えなければならなかったのは、愚痴ではなくて、村の生活で、私にしか感じられないこと、私にしか体験できないことです。村の生活の中で私は不安、焦り、イライラに心が占拠されてしまっています。どうにかして抜け出さなければ、と毎日試行錯誤です。

村で村人と一緒に生活し、同じ食べ物を食べ、農作業をすれば、農民や村人の気持ちが理解できるだろうと、何とも単純に考えていました。しかし、本当に理解し合えたり、心が通じ合えるのは、そう簡単なことではないと思い知らされました。
これから先、また森本さんに泣きべそかいて電話することがないといいのですが…。
(宮田 敬子)


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