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HIV/エイズ

 
2009年10月1日 更新
[現地スタッフ]

南アフリカ事業担当: 渡辺直子

活動概要

人口の約 12%にあたる570万人が HIV(エイズウイルス)に感染し、貧困層や子どもたちに深刻な影響を及ぼしています。しかし政府の対応は遅れており、特に農村部においては適切なケアや治療を受けられない人々が多数を占めています。JVC は 2005 年より保健分野のNGO「シェア=国際保健協力市民の会」と共同プロジェクトを始めました。

◆2008年度報告

カプリコーン郡

■2008年11月に実施した評価の様子。HIVエイズ
 予防啓発活動と菜園づくりをしているユースメン
 バーにインタビューを実施しているところ。中央
 は駐在員の水寄(当時)

2007 度に引き続き現地団体「ポロション」との活動を実施しました。11月には事業評価を実施し、各活動における成果が確認されました。

1.家庭菜園研修
■親のいない子どものための給食センターの
 ボランティアたち。菜園でつくった野菜は
 子どもへの給食に使っている。

HIV陽性者がエイズを発症させないためには栄養が不可欠。親のいない子どものための給食センターや訪問介護のボランティアに菜園づくりの研修を実施し、彼らが地域のHIV陽性者や子どもたちに野菜を提供できるようになりました。

2.訪問介護ボランティア育成

前年度に行った治療やカウンセリング研修に続き、さらに必要な知識について学びました。その結果、家庭訪問の際に家族や患者に適切なアドバイスができるようになったなどの成果が確認されました。

■在宅介護ボランティアのケケ。2008年度からと菜園研修を受け
 始めすでに自分で消費するだけではなく、自分の患者や親の
 いない子どもに野菜を配布してサポートしている。
3.陽性者を対象とした治療に関する研修

孤独に陥りがちな HIV陽性者が集う場を提供し、病気や治療などの知識を得るための研修を実施しました。19名を対象とした研修の結果、参加者は知識を身につけることにより自信を持てるようになったと言い、自ら地域の予防啓発活動に参加するために4名の陽性者が講師として活躍するようになりました。

4.青少年への予防啓発

約 30名の青少年グループに演劇を通じた HIV /エイズ予防啓発研修を実施、参加者の意識・知識の向上が確認されました。トレーニングの後、地域内の学校で自ら予防啓発を実施する参加者も出てきました。

ベンベ郡

2006年の研修修了者が地域住民や託児所のボランティアたちに菜園づくりを教え始めています。JVCはこの活動のモニタリング、アドバイスを実施しました。また2009年1月には、カプリコーン郡の研修参加者と経験交流を実施、お互いの活動地を訪問しました。この経験に刺激を受けたボランティアたちが菜園のスペースを広げるなどの成果が確認されました。

◆2009年度計画

2008年度に実施した事業評価において、研修等の各活動において成果は出ているもののプロジェクト目標の達成までさらなるフォローが必要なことが確認されました。2009年度は1年間の延長期間として以下の活動を実施します。

カプリコーン郡

1.家庭菜園研修

活動をより持続的、効果的にするために、毎年収穫するための採種や苗作り、水の確保に関する研修、子どもや陽性者の支援に必要な栄養の研修を実施します。

2.エイズ治療に関する研修

訪問介護ボランティアとHIV陽性者を対象に、病理や治療などの医学的な面だけでなく陽性者の権利など社会的側面にも焦点をあてて実施します。

■エイズ患者を訪問し薬服用のアドバイスをする訪問介護ボランティア

ベンベ郡

2006年度の研修修了生たちが地域の小学校で菜園づくりの研修を実施する場に参加し、実地で「トレーナーとしての能力向上のためのトレーニング(TOT)」を実施します。

HIV/エイズへの取り組み

■HIV陽性者グループが
つくっているビーズバッジ

南アフリカでは、人口の約12%の550万人がHIV陽性者といわれており、HIV/エイズの問題が深刻になっています。毎日1000人もの人がエイズで死亡し、エイズで親を亡くす子ども(エイズ遺児)が増え続けています。

このような中、HIV陽性者が互いにサポートしあう目的で作られたグループが活発に活動しています。

JVCでは、ビーズ工芸の購入・販売を通し、HIV陽性者グループへの支援を行なっています。ボランティアチームHP上で販売しています。
 http://www.ngo-jvc.net/vteam/africa/red%20ribbon/red%20ribbon.html




 
 


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