アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website
  • HOME >
  • 南アフリカ通信
現地ブログ from 南アフリカ

南アフリカ通信

南アフリカ駐在の冨田が、現地での活動の様子をお伝えします。
口腔カンジタ症について歌うボランティアたち口腔カンジタ症について歌うボランティアたち

前回お伝えした「エイズ治療研修」、前回の報告だけ読むとさぞマジメに研修を受けているように思えます。確かにみんな非常に熱心に研修を受けていますが、講師はいかに飽きさせないように情報を伝えていくか工夫をこらしていて、楽しい時間も用意されています。今回は音楽好きな南ア人ならではの一幕がありました。「エイズになった」と診断される基準となる病気の種類とその症状を歌に乗せて覚えようというのです。グループワークが行われ、各グループともゴスペルのメロディやラップのリズムに乗せて作詞したものを披露しました。たとえば・・・

ラップ調で⇒「帯状疱疹、腰の周りに発疹できて、ぐるっと一周するけれど、つながって輪にはならない、なぜならば、帯状疱疹 神経に沿ってできるけど、神経は ぐるっと一周 つながってないから。水ぶくれ、できるけど、治療できる。病院にいこう、病院にいこう」

ゴスペル調で⇒「カンジタ肺炎、カンジタ肺炎、肺の感染症のひとつです~、菌によって感染します~、症状は、咳が出て~、咳のときには背中がとっても痛いです~、そしていつもとっても疲れているの~、歩くのも困難で~、薬は●●を飲みましょう~」

緊張をほぐすためにまずは外で体操してから研修を始めましょ~。緊張をほぐすためにまずは外で体操してから研修を始めましょ~。

去る9月9~20日、現地パートナー団体・LMCCのスタッフ、在宅介護ボランティア、子どものケアをするドロップ・イン・センターのボランティアに加えて、今回は初めて地域住民の方にも声をかけ、総勢60名を対象に、エイズ治療に関する研修を実施しました。

今回カバーされたトピックは、大人/子どものARV(エイズ治療薬)の服薬方法、母子感染予防、ARVの副作用や新しい薬の種類、HIV/エイズのステージ(症状によって4段階にわけられます)、体の構造と免疫機能など医学的な内容のほかに、栄養とHIV/エイズなど生活に関するトピック、ポジティブ・リビング(HIV感染と前向きな生き方・・といったところでしょうか)、ドラッグとHIV/エイズ、レイプとPEP(Post Exposure Prophylaxis:レイプをされた人の予防方法)など社会的な内容も含まれていました。

ボランティアたちにとっては昨年9月に続いて二度目の「フォローアップ研修」にあたります。このため研修内では、この一年間を通じて疑問に思ったことや困っていることが共有されました。

例えば、
「HIV感染した人とセックスした翌日にHIV検査を受けたら感染しているかどうかわかるのだったっけ?」
⇒No。一日では感染はわからず、あなたがすでに感染していないかぎりは「陽性反応」は出ません。
「初めて受けた検査でHIV/エイズのステージってわかるものなの?」
⇒Yes。症状や免疫力を表すCD4カウントの数値などの情報でわかります。
などなど様々な質問が出されました。

栄養とエイズについてのワークショップ。ARVの服薬には食事が欠かせませんし、健康管理にも食べることは必要です。栄養とエイズについてのワークショップ。ARVの服薬には食事が欠かせませんし、健康管理にも食べることは必要です。

中には
「ARVを飲むと男性の胸が女性みたいに大きくなるってほんと?」
などという質問もありました。これは「Yes」で、南アフリカのHIV陽性者が現在服薬するARVの中にD4Tという薬が含まれますが、この薬の副作用として男性の胸が大きくなると報告されています。このため、現在TAC(Treatment Action Campaign)というHIV/エイズに関する課題に取り組む南ア最大のNGOが南アにおけるこの薬の使用を廃止していくよう政府に要求していますが、一方で、すでにD4Tを服薬して治療がうまくいっている陽性者も多くいるため、政府としてはすぐに廃止するのは難しいとしいています。実際、私たちが活動している村でもこの薬を飲んでいる陽性者の方がたがいらっしゃいます。

はじめてもらった!

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年9月 9日 更新

パートナー団体LMCCの運営するドロップ・インセンターで、地域の子どもたちのケアにあたるボランティアを対象に実施した「Pcychosocial Training(カウンセリング研修)」の修了証授与式を、8月29日に実施しました。

FAMSAの事務所にて、研修修了証の授与FAMSAの事務所にて、研修修了証の授与
ちょっとぎこちない!?笑顔で、修了証と記念品を受けとるちょっとぎこちない!?笑顔で、修了証と記念品を受けとる

当初は、授与式を事業地の一つボドウェ村で実施する予定でしたが、研修を提供してくれた団体FAMASAから一本の電話が。

「今までいろんな研修をしてきたけど、こんなに一生懸命とりくんだグループははじめてだったの。何かスペシャルなことが、できないかしら?」 と。
2日間電話であ~だ、こ~だと相談した結果、FAMSAが事務所を置くザニーン(Tzaneen、JVC事業地から車で2時間ほど)に出向くことに。そして、そこまで行くのならと、FAMSAの紹介で近隣で菜園活動や地域の子どものための活動をしている団体を紹介してもらい、交流の機会も企画することになりました。

経験交流。地域に野菜を提供する団体の菜園を訪問経験交流。地域に野菜を提供する団体の菜園を訪問
経験交流のお礼に、LMCCの育てる薬草を提供。一つ一つ効能を説明します経験交流のお礼に、LMCCの育てる薬草を提供。一つ一つ効能を説明します

研修トレーナーとの夕食

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年9月 9日 更新

JVC南アフリカ事務所では、外部から研修講師などを呼ぶと、一度は事務所で夕食をともにする機会をもつのが恒例になっています。研修は一回だけではなく、そのあとのフォローアップも含め、講師のみなさんとは長いお付き合いになることも。仕事からちょっと離れてお互いを知り合ったり、情報交換をする場として、そしてお互いの食文化を知る場として、毎回好評を得ています。

今日の研修を振り返りながら、話しに花が咲きます今日の研修を振り返りながら、話しに花が咲きます

この日は、カウンセリング研修を担当してくれたFAMSA(Families South Africa)のトレーナー3人が、事務所に遊びに来てくれました。「お箸を使ってみたい」「牛肉が食べられない」など事前のリクエストを聞いていたこの日のメニューは、ピーナツソースの棒棒鶏風サラダ、豚大根、チキンケバブ、なすとひよこ豆のカレー、ごはん。南アフリカでもポピュラーなカレーと、ちょっとした日本食も取り入れて、おもてなし。大根とサラダに使ったレタスは、パートナー団体LMCCの有機菜園で育ったものです。

困難に立ち向かう強さをもつ子どもたちを育むために

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年8月12日 更新
3月の研修から何を実践してきたかを、研修の冒頭に発表3月の研修から何を実践してきたかを、研修の冒頭に発表

3月に実施された「Psychosocial Training(カウンセリング研修)」の第一回目に続いて、二回目の研修を、7月22~26日の5日間で実施しました。

今回の研修は、とくに「子どもの保護(Child Protection)」に焦点をあてます。研修に参加したドロップイン・センターのボランティアの中には、長い人で5年以上活動をしている人もいます。それでも、子どもの権利や、虐待が疑われる子どもにどのように対応したらいいのかなど、今まできちんと学んだことはありませんでした。そのせいか、研修はじめの期待を共有するセッションから、みんなの関心の高さがうかがわれます。

経理担当職員の退職、最後のお仕事は・・

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年7月29日 更新

今年1月に入ったばかりの経理担当職員アルバートが、6ヵ月で退職しました。といっても、なんと公認会計士になるための奨学金に選ばれてのこと。全国で25名、リンポポ州からはたった一人だけ選出されたそう。

南アフリカでは、歴史的に教育の機会が限られていたことや、今でも高額な学費が理由で、未だに黒人の公認会計士は数百人程度しかいないと言われています。彼の掴んだチャンスは、本当に人生を大きく変えるもの。これから4年間、首都プレトリアの大学で、家族と離れて勉強に励むことになります。

お隣ナミビアで大干ばつ、10万人の子どもが栄養不良に陥る危機

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年7月29日 更新

一つの国に暮らす3分の1をもの人に影響を与えるような惨事でも、なかなかニュースにはならない。日本でもあまり報道されていないようですが、ここ南アフリカのニュースでもあまり取り上げられていません。

南アフリカの隣国ナミビアで、30年ぶりの大干ばつに襲われ、国民の3分の1にのぼる78万人が食料不足に、10万人以上の子どもが栄養不良に陥る危機にあるという。ナミビア政府はすでに5月の段階で緊急事態宣言を出していたが、十分な支援が集まっていない。

ナミビアは90年に南アフリカから独立。人口200万人。農業は主要な産業ではないが、国民の約30%が自給農業に頼って暮らしていると言われている。ダイアモンドなどの鉱山資源が豊富ではあるが、国民の4分の1が貧困層。

ロイターの記事はこちらです。
Northern Namibia suffers worst drought in 30 years

季節のおべんとう

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年6月19日 更新
お米と鶏肉。日曜日はお米を食べる家庭が多く、その残りだそうお米と鶏肉。日曜日はお米を食べる家庭が多く、その残りだそう

今日は、今週からはじまる子どもの世帯調査にむけたミーティング。
ドロップイン・センターのボランティアが一同に集まり、調査内容を確認し、家庭を訪問するとき、質問をするときの注意事項などを話し合いました。

9:00からはじまったミーティング。11:00を過ぎて休憩をとると、みんなそそくさに木陰に消えていきます。着いて行ってみると、おべんとうを広げて少し早いお昼を楽しんでいました。そこでちょっと覗き見。

季節の味「アボパン」

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年6月18日 更新

JVCが活動するリンポポ州は、フルーツの産地としても有名。

とくに南東地域は「Doll」など大手企業の委託農場も立ち並びます。
私たちが事務所を置くベンベ地域は東南部に比べ雨量が少ないものも、どの村でもさまざまな果樹が季節ごとに実をつけます。

顔サイズのアボカドもころがってる顔サイズのアボカドもころがってる

6月は、一番待ち望んでいるシーズン!
それは、アボカドの季節です。
この時期マーケットでもアボカドは10個で約200円ほどで買えます。事業地に行けば、木の下に熟れたアボカドがごろごろ落ちていて、「いくらでも持って行っていいよ」と言われ、お土産に、困ってしまうほど持たされることも。

アボパンは、アボカドをパンですくうだけ!アボパンは、アボカドをパンですくうだけ!

そしてこの季節、村で出される昼食の定番は「アボパン」。食パンにアボカドを塗り付けていただきます。日本の私たちにとってはなんて贅沢!こちらでは、普段安いマーガリンをパンに塗って食べることが多いので、栄養化を考えても抜群!同時に、「今日は研修にくる交通費が手元になくて、朝道端でアボカドを売ってから来た」という話しを聞くことも。貴重な収入源にもなっているのですね。

このあとも、オレンジ、パパイヤ、ライチ、マンゴーと、嬉しい季節のフルーツが続きます。

JVC南アは、バースデーラッシュ

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年6月11日 更新

5/2、6/4、7/2と、3名のJVC南ア事務所スタッフの誕生日が続きます。

Make a wish!Make a wish!

5月は、今年から新しく加わった経理担当のアルバート君の29歳の誕生日。近所で有名なゲストハウスに、みんなでランチに出かけました。
月次会計報告の提出日と重なり、お昼時間過ぎまで修正作業が続いたこの日。やっと終わったと思ったらなんの説明もないまま、「じゃ、これから出かけるからついてきて」と言われ、移動中車の中で不安気だったアルバート。到着してサプライズを明かすと、「誕生日を外で祝ってもらうのは初めて」と照れくさそうでした。

Facebook コメント

団体案内
JVCの取り組み
9ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net