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パレスチナでの活動

パレスチナで何が起こってるの?

パレスチナ事業担当 津高 政志
2011年12月 7日 更新

大陸の結び目、パレスチナ。多民族・多宗教が共存した。

3つの宗教の聖地が集まるエルサレム3つの宗教の聖地が集まるエルサレム

アジア、アフリカ、ヨーロッパの結び目で、交易や軍事で重要な場所にあるパレスチナ。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の3つの宗教の聖地であるエルサレムがその中央に存在します。

この地は古くから様々な勢力の支配権争いがあり、東ローマ帝国やオスマン帝国など帝国の支配下におかれましたが、7世紀から多数のイスラム教徒と少数のキリスト教徒、ユダヤ教徒が共に暮らしてきました。

ユダヤ人の流入と、英国の矛盾した外交。

19世紀終盤、長くヨーロッパで迫害されてきたユダヤ人の中に「自分たちの国を持とう」という運動が起こり、約3千年前に住んでいたとされるパレスチナ地域へ移住し始めました。しかしその地域にはすでにパレスチナ人が暮らしていたため、土地を巡る争いが始まりました。

そして第一次世界大戦時、世界の勢力争いの渦中にあった英国は、パレスチナ人に独立を約束し、ユダヤ人にはイスラエル建国を約束するという矛盾した外交を行い、この地域の混乱を深めました。

イスラエルの建国とパレスチナ人の難民化。

パレスチナ周辺地図

1948年、この土地を巡って起きた戦争に勝ったユダヤ人が「イスラエル」の建国を宣言。長年その地に暮らしていたパレスチナ人は住む家を追われ難民となりました。彼らはヨルダン川西岸地区とガザ地区、周辺アラブ諸国、そして世界中の国々に逃れました。

さらに1967年の戦争で、西岸地区とガザ地区はイスラエルの占領下となりました。

占領下、封鎖状態を生きるパレスチナ人。

パレスチナ人の暮らしを分断する壁パレスチナ人の暮らしを分断する壁

和平の機運が高まった1994年から西岸地区とガザ地区でパレスチナの自治が認められましたが、実質的にはイスラエルの厳しい占領政策が続いています。イスラエルによる検問所で人や物の出入りが制限されて病院に行けないなど、様々な問題が起こっています。

栄養失調の子どもが増えている栄養失調の子どもが増えている

ヨルダン川西岸地区では、イスラエルが「パレスチナ自治区のテロリストから自国民を守るため」として、「分離壁」を建設。パレスチナ人の土地を大きく奪う形で建てられた壁は、パレスチナ人が病院や学校、農地へ行くことを困難にしています。

ガザ地区では食料や医薬品、建設資材の搬入が厳しく制限され、栄養失調の子どもの増加につながっています。

そして今、国連加盟申請へ。

現在国連で、パレスチナを「自治区」ではなく、「国家」として国際的に認めようとする動きが出てきています。多くの国がこれを支持していますが、アメリカなどの反対により、交渉は難航しています。

パレスチナの人々が置かれた困難な状況は、医療や食料などの緊急的な支援だけでは解決されません。一般市民に被害がおよぶ武力や制裁による力ずくの政策ではなく、対話にもとづく和平づくりが必要です。人々の人権が守られ、誰もが安心して生きられる地域を実現するため、国際社会の関心の高まりと積極的な関与が求められています。

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