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ガザ・栄養改善支援の記事一覧

牛乳を飲む女の子牛乳を飲む女の子

ガザ南部、ラファのテル・アル・スルターン地区と、ブラジル・キャンプにある2つの幼稚園を訪れました。JVCは現在、ガザの北部(ウム・アル・ナセル村)、ガザ市、ガザ南部のラファでは3つの幼稚園、計5つの幼稚園で、子どもたちに毎日栄養強化牛乳とビスケットの配布を行っています。

モハンマド君モハンマド君

「野菜のスープが大好きなのよ。でも家では作ってあげることができるのは週に一度だけ。うちはラッキーで支援物資の食料を受け取っているけれども、6人の子どもに食べさせるには十分ではないわ」。ハンユニスに住むモハンマド君のお母さんは言います。モハンマド君が初めてセンターにやってきたのは、昨年12月18日。生後6ヶ月で、体重は5.2kg。その後、12月末からイスラエルによるガザへの攻撃が始まってからはセンターは閉まっていたため、1月31日にやっと、センターが再開してから再び来た時には、体重は5kgに減っていて、重度の栄養失調と診断されました。生後9ヶ月となった今、6.5kgにまで体重は増えましたが、それでもまだ退院までは長い道のりです。栄養指導員さんに「頑張っているわよ」と励まされていました。モハンマド君のお父さんは、以前は電気製品の部品等を売る仕事をしていましたが、仕事を失って2年以上たちます。「攻撃が始まる前から、仕事なんてずっとないのよ!」と隣のお母さん。彼女は笑いながら大きく明るい声でそう言い、「私たち、皆状況は同じよ」と、モハンマド君のお母さんを励ましていました。

【ガザ・栄養改善支援】
ガザ:アル・ガレムのテント村

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2009年3月 5日 更新
破壊された家屋の前で佇む男性達破壊された家屋の前で佇む男性達
テントの多くは使えなくなってしまったテントの多くは使えなくなってしまった

【ガザ・栄養改善支援】
ガザ:幼稚園児の笑顔

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2009年3月 5日 更新

JVCがガザで栄養改善プロジェクトとして支援している幼稚園の一つがイスラエル軍事侵攻で最も被害を受けた一つのザイトゥーン地区にあります。この幼稚園を停戦直後に訪問した際、家族や親戚を亡くした子供たちの話しを聞き、空から爆弾が降ってくるお絵かきをみせてもらい、イスラエル兵士に乱暴されて言葉を発しなくなった子供にも会いました。
 軍事攻撃により子供たちの精神状態がとても心配な状態にあることがわかりました。そこで、プロジェクトを共同で実施している団体のプロジェクト・マナージャーとコーディネーター、そして幼稚園の園長先生や先生たちと相談して、すぐに実現可能な子供たちの笑顔を取り戻せる方法を考えました。
 子供たちにもっとも必要なのは、安心できる場所、そして守ってくれる家族ですが、抱きしめて気持ち良く遊んで楽しいおもちゃも心を癒す手助けになるとして、おもちゃをプレゼントしようという結論になりました。ザイトゥーン地区は最も貧困な地区の一つで、幼稚園にはみんなで遊ぶおもちゃはありますが、貧困家庭の子供たちの家におもちゃはありません。そこで私達は、ガザにあるおもちゃ屋を何軒も訪ね歩き、なんとか人数分のぬいぐるみを確保することが出来ました。

この日、AEI(Ard El Insan=人間の大地)ガザ栄養センターを訪れて、居たのは37人の子どもたち。前回訪問したときよりは増えています。しかし、まだ避難生活を送っている等の理由で、センターに戻ってくることのできない子どもたちも多いようです。一方、停戦になって以降センターに通い始めた子どもたちも多いようです。現在センターでは、お母さんたちにも食事が提供されています。

【ガザ・栄養改善支援】
ガザ:募るハマス不信?

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2009年2月13日 更新

ガザ訪問中に人々に聞いた話では、ハマス政権に対する不信が募っている様子が伺えました。2006年の評議会選挙で、ファタハの腐敗に辟易したパレスチナの人々はハマスに期待し、ハマス政権が世界のボイコットにあっても、パレスチナ人は民主的手続きを踏んで出来た政権をボイコットする各国を非難してきました。自分たちの選んだ政権に機会を与えるべきだと。2007年ハマスが武力でガザの治安拠点を掌握したとき、暴力を使ったことに反対する声も聞きましたが、ハマス政権による治安管理下、人々は何年かぶりに夜中でも町を歩き、家族で海に泳ぎに行くことが出来るようになりました。

【ガザ・栄養改善支援】
ガザ:残酷かつ屈辱的な軍事侵攻

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2009年2月13日 更新

ガザ訪問では、イスラエルによる軍事侵攻の残酷さ、そして屈辱的な振る舞いを多く耳にしました。残酷さの象徴として、いかに民間人が多く殺害されたかを耳にします。アッサムニーエ地区は、ある家に集まるようイスラエル兵に言われ、そこに爆弾が落とされ、32人が殺害されたと聞きました。終了式が行われている警察への爆撃については、彼らは交通警察で、武装勢力ではない。そしてハマスの一員とは限らず、生活のために応募した人達だ、という意見を聞きました。

AEI(Ard El Insan=人間の大地)ハンユニス栄養センターを訪れました。JVCはこのセンターを通して、栄養失調児に対する栄養食の支援を行っています。この日は27人の子どもが栄養食を食べに来ていましたが、担当の栄養士の女性は、前回訪問したガザセンター同様、いつもの半分しかまだ通院できていないといいます。イスラエルによる攻撃が始まる前、このセンターにはやはり50人以上の栄養失調の子どもたちが訪れていましたが、ガザ南部はラファを中心に建物の損壊が激しく、まだ避難生活を送っているためにセンターに来ることができていない子どもたちが多いようです。ハンユニス・センターでも子どもたちは、通常の2回の栄養食に加えてUNICEFからの支援物資である栄養強化牛乳を飲んでいましたが、「子どもたちにとってはあまりおいしいものではないから、ハニー・デーツ(ナツメヤシ)などを混ぜて飲ませているのよ」と担当の女性は言います。

ガザ北部にある、PMRS(Palestinian Medical Relief Society=パレスチナ医療救援協会)のコミュニティー・ベースド・リハビリテーション・センターを視察しました。ここでは、運動障害などを抱えた人々が、理学療法、作業療法によるリハビリテーションを受けると同時に、障害を持った子どものお母さんなどにも療法の講習を行ったり、お母さんたち同士が話し合って問題をシェアするなどのサポートも行っています。また、地域の青少年組織や、女性組織、保健組織ともネットワークを促進し、障害を持った子どもたちが社会から阻害されずとともに生きていくことができるよう、学校など受け入れる側の障害に対する意識の改善など、地域レベルで側面的にもサポートを行っています。もともと、北部では人口の2.1%、5,000人以上の人々が、何かしらの障害を持っているとのこと。身体的なサポートに加えて、障害を持った人々を地域社会で支えていくようにするための取り組みは、とても大切です。

「またこうして会えて嬉しいわ、ガザにお帰りなさい」――JVCが一緒に栄養失調児の支援を行っている現地NGO、Ard El Insan(=AEI、人間の大地)の代表イテダル氏に、大きなハグで迎えられました。3ヶ月ぶりに訪れたガザでは、様々な関係者や友人たちとの再会が待っていました。その度、まずはとにかく無事でいてくれてよかった、というホッとする気持ちでいっぱいになります。

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