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学校健診:ビルナバラ村

パレスチナ現地調整員 小林 和香子
2007年4月22日 更新

今回、医療救援協会の医療チームと訪れたのは、ビルナバラ村にある学校です。この学校は先日訪れたダヒエ村の学校に属しています。壁の建設により、エルサレムにあるこの村は今ではエルサレムから完全に遮断されました。壁にはエルサレムに通じるゲートはありません。検問所を通ってラマッラーから入ることしかできないため、目と鼻の先の距離だったダヒエからビルナバラに辿り着くのに、今では1時間以上かかります。

ビルナバラ村の学校には300人の生徒が通っています。男子用と女子用の校舎があります。男子は1年生から12年生まで。女子は1年生から6年生までのクラスがあります。校庭ははサッカー場1つ分ほどの広さで、男子生徒達はサッカーの授業をしているところでした。今日は、1年生男女20人の健診と全生徒を対象にした視力検査を実施しました。

1年生の健診は、身長・体重測定、内科、耳鼻咽喉科、皮膚科などの診察をします。生徒達に皮膚系、呼吸器官系、扁桃腺の疾患が見られ、ラムジー先生は処方箋を渡します。希望した先生の診察をしたところ、一人は呼吸器官に問題が、一人は直腸の問題があると診断され、これは専門医への紹介をしました。

視力検査の説明をする保健師さん視力検査の説明をする保健師さん

視力検査では、入れ替わり立ち代り、クラスごとに生徒が訪れて大騒ぎの中で進められました。100人強の生徒の視力検査を行いましたが、そのうち数人の生徒に視力などの問題が見つかり、眼科専門医を派遣することになりました。

この学校には6年生の女子が7人います。外国人が珍しいので集まってきました。みんな利発そうな子達です。好きな科目を訪ねると、「英語!」「数学!」と答えが返ってきます。パレスチナでは、数学の好きな女の子が多いように感じます。壁によって切断されなければ、この子たちはきっとエルサレムの中学・高校に進んでいたに違いないのですが、今では壁の向こうのエルサレムの学校は彼女達にとってはとてつもなく遠いところになってしまいました。かといって、ラマッラーに出るのにも、検問所を越えていかなくてはなりません。現在のパレスチナでは、女子生徒を遠くの学校に通わせることに、特に検問所を通って行くことに、多くの両親が不安を持っています。また、通学のための交通費も問題です。彼女達が勉強を続けるためには、物理的、精神的、経済的なあらゆる問題をクリアしなければなりません。なんとかそれらを乗り越えて勉強を続けていければ良いのですが。

7人の6年生の女子生徒と一緒に7人の6年生の女子生徒と一緒に

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