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サマーキャンプ−地元での様々な協力・連携−

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2005年7月26日 更新

ハンダラセンターの野外サマーキャンプは、とにかく企画したセンターのスタッフにとっても初めての経験で、みんな直前まで準備に駆け回っていました。

スタッフは少しでもお金をかけずにかつ安全で楽しい活動ができるために、地元の関係機関に協力のお願いに回りました。

現地のNGOが運営する診療所と相談の結果、万が一、急病やけがで診療所での治療が必要な場合は、無料で対応してもらう約束を取り付けることができました。キャンプの活動として、クリニックの看護師さんによる実習形式の救急法教室も開かれました。けが人を二人で安全に運ぶ方法の実習では、子どもたちはコツをつかめば簡単に運べることに驚いた様子でしたが、運ばれる役になった子どもは本当に大丈夫か心配でたまらなかったようでした。

別のNGOからは、夏の野外活動に欠かせない帽子の寄付を受けることができました。

地元の慈善団体からは、米、スパゲッティ、油、豆、トマト缶等の食料の寄付を受けました。ヒヨコ豆は、ファラフェルと呼ばれるコロッケのような揚げ物にします。青少年リーダーが汗だくになりながら器具を使って豆をミンチにし、野菜や香辛料を加えて油で揚げ、それを野菜と一緒にパンにはさんで朝食や夕食にしました。これは大好評で、大皿いっぱいのファラフェル入りサンドイッチがあっという間になくなりました。

YMCAはキャンプのための場所を提供。
ここは元々小さな林だったのですが、インティファーダが始まってから失業率が上がり経済が悪化、その対策の雇用創出事業として国際機関の支援を受けてキャンプ場として整備されました。またキャンプの活動として、子どもたちは同じ敷地内にあるリハビリテーションセンターの青年たちから、車椅子での生活について学びました。子どもたちは積極的に質問していました。最終日のパーティーにはその青年たちも参加し、青少年リーダーは彼らを車椅子ごと持ち上げ、一緒に踊りました。

UNRWA(国連パレスチナ難民救済機関)の社会福祉士も参加。子どもたちと絵を描いたり、一緒に話し合ったりしていました。社会福祉士は定期的にハンダラセンターに派遣されて同様の活動をしていますが、開放感のある野外での子どもたちとの活動は、全く別物のようでした。

最終日の昼食は、難民キャンプの女性たちが手分けして腕によりをかけて料理した、マクルーバという鶏肉や揚げたカリフラワーの入ったパレスチナ風炊き込みご飯でした(マクルーバはアラビア語で「ひっくり返す」という意味で、お鍋のそこに野菜やお肉をひいてからご飯を加えて炊き込み、お鍋ごとひっくり返して盛り付ける)。子どもたちはもちろん大喜びでした。

青年リーダーのアリさんは、関係機関へのお願いの手紙を用意したり物を運んだり、裏方の目立たない大変な仕事を引き受けていました。
「子どもたちが楽しそうなのが一番です」
と目を細めて嬉しそうに語っていました。


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