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パレスチナ緊急レポート 第16弾

パレスチナ 佐藤 真紀
2002年5月10日 更新

井下俊医師、無事パレスチナ入り

5月8日水曜日 井下俊医師が、無事パレスチナに到着しました。目的は「文化交流の一環として尺八をふく予定だ。」と説明し、悲願の入国を果たしたのでした。実は、先月14日に「可能ならパレスチナで苦しんでいる患者のために協力したい」と述べたために、入国を拒否されていました。

空港に降り立った井下医師空港に降り立った井下医師

今後は、ジェニンでのコンサートでの尺八の演奏の他、「人権のための医師団」(PHR)とともに、医師として巡回医療などにも参加する予定です。井下医師は、「尺八の音色を通じてジェニンの人々の心を癒し、保健医療を必要とするのに、医療サービスを受けることができないパレスチナの人々の体を巡回医療によって癒したい」と語っています。

早速、テルアビブで「人権のための医師団」との打ち合わせを行いました。まずは無事に入国できたことで話が盛り上がり、井下医師は早速尺八を披露。音楽による癒しの効果について議論しました。しかし、自爆テロの報復攻撃の可能性などから、11日(土曜日)の訪問医療は中止することが決定しました。その間、井下医師らは、パレスチナの団体UPMRCや赤新月社から聞き込み調査などを行うことになっています。

尺八に喜ぶミリさんたち(人権のための医師団事務所)尺八に喜ぶミリさんたち(人権のための医師団事務所)

ジェニンで癒やしコンサート

5月10日金曜日、急きょ、ジェニンの子どもたちのためにコンサートをやることになりました。JVCはジェニンに対して、イスラエル軍が撤退した直後に、赤新月社の病院にベビーフードなどを緊急救援で援助しています。その後、多くの支援団体が自由にジェニンに入れるようになりました。

「虐殺があったか」と言うことが最近、国際社会とイスラエルとの争点になっていました。しかし、国連の調査団が拒否され、時間が経過したこともあり、なかなかこれという証拠を示すのが難しくなってしまいました。「虐殺がなかった」というイメージが一般になりつつあるなかで、イスラエルの軍事行動の正当性が強調されています。しかし、ジェニンの難民キャンプは一般市民が暮らしている場所であり、数百軒の家屋破壊や住民に与えた恐怖は計り知れないものがあります。人々の気持ちが正常化するまでには相当の時間と労力が必要と思われます。

活動をする中で出会ったジェニンの人達からの要請と、パレスチナ人(イスラエル国籍)の歌手、アマル・マルカスさんの「ジェニンのために何かしたい」という強い希望で、JVCが間に入り調整をし、ジェニン市の受入れでコンサートを行うことになりました。現地の人からは「広島、長崎を乗り越えた日本の人に来てもらい、子どもたちが爆弾テロに走らないよう希望を与えて欲しい」とも言われました。折りしも、日本から井下医師が入国を果たしています。得意の尺八で会場を盛り上げます。
 ・日時: 5月10日(金) 午後5時〜7時 (日本時間午後11時〜)
 ・観客: 子どもたち  2000人
 ・場所: ジェニン難民キャンプそばのフットボール場
 ・演奏: アマル・マルカス(歌手)
      井下俊(尺八)佐藤真紀(打楽器)吉野都(コーラス)

アマル・マルカスさんはPHRにボランティアとして参加している。イスラエル放送で毎週金曜日にレギュラー番組を持っている人気歌手であり、アラブの村を訪ねて、診療の合間に子どもたちに歌を聞かせて元気づけている。このコンサートにはJVC、アマルさんともに「このイベントを、子どもたちに未来に希望をもって爆弾テロなどをしないように訴えるものにしたい。」という思い込めている。しかし、アマルさんはイスラエルに住むパレスチナ人。当日の状況によっては、イスラエルの検問で拒否されジェニン市内に入れない可能性もあります。無事にコンサート
が開けることを祈りつつ、練習に励んでいます。もし彼女がジェニンに入れなかった場合は、JVC単独で子どもたちのためにコンサートをすることになり、2000人は集まるであろうといわれているコンサートをどう盛り上げるか、ちょっと頭が痛いです…。

アマルさんに関する記事はこちら(http://www.futuris.net/linen/83/amal.html)


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