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ラオスMonthly Report (2009年10月)

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人 森林担当 グレン・ハント
2009年12月 8日 更新

SRI(幼苗一本植え稲作)第2回スタディーツアー

7月に植えたばかりの水田を見に行ったSRIスタディーツアーだが、今回は刈り取る寸前の田を見に行く。前回同様カムアン県の以前のJVCの活動対象村を訪れることに。少しでも多くの人に見て欲しいため、今回は各村1名ずつ人数を増やし、増やす分はできるだけ若い人に参加してもらうこととした。今回は初めて女性の参加があった。各村からの参加者が3〜4名と少ないため、女性が選ばれることはあまり期待していなかったが、村人のほうから女性を送り込んできた。今後はより女性の参加を奨励するべきだろう。

実際に農家を訪れる前日にカムアン県入りし、夕食後参加者みなで話し合いを持つ。このプロセスがもっとも大切で、ここをおろそかにすると期待するほどの成果がでないことになりかねない。もちろん村人にとって稲作技術は関心の大きなものであり、「ただ行って見てきた」になるようなことはないと思われるが、それでもこの事前打ち合わせでどのような期待をしているか、どのような不安があるか、何を特に聞きたいか、といったことを徹底的に話し合うことで、本番での意識が違うと思われる。

当日は実際に田を見て、「脱穀機を使うと他の品種と混ざるかもしれないので、手で脱穀したものを使うと良い」「どれくらいの人がいるのか、田んぼの広さはどれだけか、それだとどれくらいでどの位の量の苗が植えられるか、こういったことを計算して苗床を作るタイミングを決めるべき」といった具体的なアドバイスが、SRI実施農家から出た。感じよく上手な説明で、参加者には好評だった。

その約1週間後。PN村にて参加者によるプレゼンテーションを実施。2回目の参加の村長だけでなく、初めて参加した人も積極的に発言した。村人からは興味はあるが田んぼが傾いているので水管理が困難、という声が出る。傾いたまま無理にやるべきではないだろうが、考え方を変えれば傾きを直せばよいとも言える。実際にそれぞれの村人の田や各世帯の労働力に合わせて実地で対応していくことになる。

実際に稲穂を手に取る参加者たち実際に稲穂を手に取る参加者たち

コメ銀行進捗

計3村で進められているコメ銀行だが、それぞれの村で調査や委員会作りが進められた。2村では委員会メンバーが決定し、規則の案も決められた。3村のうち2村は以前実施して失敗した村。理由は似通っており、以前の委員会メンバーがきちんと運営せず、記録を正確に付けず、回収にも熱心でなく…といったところから、「今度は信頼できる人を選んでちゃんとやりたい」という話になる。「今度こそ」という村人を信頼し、成功する秘訣を学ぶスタディーツアーに行くことにした。郡などから長い間成功裡にコメ銀行を運営している村の情報を聞き、実際に訪れ、訪問先を選定した。11月にはコメ銀行委員会メンバーとともにスタディツアーに行く。

魚保護エリアの設置(K村)

雨季がようやく終わったので、いよいよ魚保護の規則を記した看板を作成することになりました。先月の会議では看板作成のために準備するものなど話し合い、K村では看板を作るための木材を用意し、JVCはペンキやその他の資材(看板の上に設置するトタンの屋根など)をサポートすることになりました。当日は、看板づくりや地図を描いたりすることに経験のある郡の行政官に来てもらい、村人とともに保護エリアに立てる看板を作りました。11月は村の人たちは稲刈りがあるため、この稲刈りが終了してから正式な保護エリア設置のためのセレモニーを行います。

カンボジアでの森林会議

10月18〜22日までカンボジアにて東南アジアにおける慣習的な土地権利に対する会議が行われ、ラオスからも森林チームが参加した。この会議にはフィリピン、インドネシア、カンボジア、ベトナム、ミャンマーからも参加しており、ラオスからはJVC含めて4つの森林分野で活動する国際NGOが参加した。JVCはこの中で、ラオスにおける土地の権利に関する状況報告を行った。いろいろな報告があったが、中でもフィリピンのNGOによって行われている3−D地図の作成(模型)は村人に自分たちの土地に対する意識を向上するものとして大変参考になった。他の地域で活動するNGOとの経験交流を行い、その後、JVCの活動現場でも活かせそうなものは無いか、話し合った。ラオスから参加した国際NGOの間では村の人に土地や森の権利を伝える法律を記載した森林管理に関するカレンダーを作成することになった。

グレン、ペッダワンと他の参加者(空港にて)グレン、ペッダワンと他の参加者(空港にて)

若者達の森林活動

このところ、森林チームは若者達との活動に取り組んでいる。一つは、ブルー少数民族グループの人形劇で、もう一つはラオス国立大学林学部学生による森の調査だ。JVCが活動する地域には沢山の少数民族の人たちが住んでいる。対象村の村人はほとんどの人がブルーの人たちで、ブルー語を話す。このため、森林保全の活動を伝えるためのブルーの青年グループによる人形劇を行うことになり、サワナケートにあるいろいろな学校をまわり、人形劇に参加する人を探した。村々をまわってブルー語の人形劇を行うことで楽しみながら土地や森林に関する保全などの啓発を行う。また、林学部学生については、3名の学生がJVCの対象村に入り、伝統的な村の土地利用に関する調査を行う。このための準備の話し合いを行った。大学では林学について学んでいるが、実際の村での調査を通じて実地で働く体験をしてもらう。

ろうそくの火の元、夜も続けれられた調査ろうそくの火の元、夜も続けれられた調査

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