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難民キャンプを行く【3】

中東 パレスチナ最新情報 中東担当 佐藤 真紀 佐藤 真紀 佐藤 真紀
2003年4月 8日 更新

JVCが難民キャンプでTシャツをプレゼント

4月3日、ユニセフがヨルダンの国境ルウェイシッドの難民キャンプに学校を作ったというので早速見に行くことにした。前日、UNICEFに電話して詳しい情報を聞く。どうせいくのなら手ぶらでいくのもなんなので何かお土産を持って行きたいと相談すると、担当のヒンドさんは「それはいい考えだ」という。それでも、おもちゃやら色鉛筆は結構届いているとの事だった。そこでTシャツを持っていくことにした。Tシャツは下着としてもつかえるので洗濯するのも大変な難民キャンプにはもってこいだ。

ただし、団体の宣伝になるようなロゴはやめて欲しいということだったので、イラクの子どもたちが描いてくれた自画像を何種類か選んでアイロンプリントすることにした。

急遽、ダウンタウンへ子供用の無地のTシャツを買いに走る。あまり時間がないので、吉野はパソコンショップにインクとアイロンプリント用の用紙を買いにいく。さてパソコンにセーブされている子どもたちの絵を選ぶ。あの子どもたちはどうしているんだろう。気がかりだ。ついアイロンに力が入る。何とか朝方3時ごろまでに51枚のTシャツを仕上げることができた。

ルウェイシッド難民キャンプまで3時間半。砂漠だ。ともかく暑い。今まで700人以上のイラクにいた外国人が難民としてこのキャンプにやってきた。しかし、国連機関の尽力ですでに500人以上がそれぞれの国へと帰って行ったという。キャンプには、200人くらいが常時帰国を待っている(ヨルダン政府は72時間以内に彼らを出国させているという)。

UNICEF学校(?)テントUNICEF学校(?)テント

キャンプ内に入るとすぐにユニセフの作った大きなテントがあった。72平方メートルのテントには多くの子どもたちがあふれている。ソマリア人、スーダン人、モロッコ人、パレスチナ人の子どもたちがところ狭しと遊びまわっている。正式には土曜日からオープンする。それまでは赤新月社のボランティアが子どもたちを遊ばせている。

お絵かきをしたり、塗り絵をしたり、粘土で遊んだりしているこども。ともかく大騒ぎという感じだ。今までストレスの感じる思いをし、ここに来ての開放感。そして新しい友達ができたことの喜びもあるのだろう。

Tシャツを配るTシャツを配る

子どもたちにTシャツをくばると大喜び。何枚も欲しいといってくる子どももいる。あっという間にTシャツは配り終わってしまった。
「これはイラクの子どもたちが自分の顔を描いたものだ」
と説明する。子どもたちはバグダッドに残してきた自分の友達のことを思い出したようだ。
「友達のこと心配です。早く戦争が終わって欲しい。」
「ここのキャンプは楽しいです。でもやっぱりバグダッドに戻りたい」
という子がほとんどだった。朝方キャンプにたどり着いた子はまだ打ち解けずにいる。UNICEFのサミールさんは、
「土曜日から正式にオープンし、先生やカウンセラーが派遣されることになっています」
と説明してくれる。

ソマリア人の男の子の描いた絵ソマリア人の男の子の描いた絵

ソマリア人の男の子が描いている絵を見せてもらう。兵隊とイラクの旗、そして赤新月社の旗が描かれている。
「兵隊をみた?」
「たくさんいたよ」
ソマリア人といってもイラクの国旗をしっかりと描いている。まだ市街戦が始まっていなかったので子どもたちがそれほど悲惨なシーンを見ることはなかった。むしろ爆撃の音におびえ家の中に閉じこもっていたようだ。

ともかく、ここは砂漠。暑くてほこりっぽい。子どもたちの元気とは裏腹で私はすっかり体力が消耗してしまった。


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