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ヨルダンでイラク難民の支援をすることの意味

パレスチナ事業担当 看護師 吉野 都 吉野 都
2003年1月 9日 更新

私が看護師としてボランティア・ワークをしているカリタス・ヨルダンの代表であるジャマル氏に挨拶をして、お話を伺った。カリタス・ヨルダンは、1967年パレスチナ難民救済のために設立されたNGOである。カリタス・ヨルダンは常にヨルダンに住む社会的に弱い立場に置かれている人々を支援してきた。35年前はパレスチナ難民、ヨルダンの経済成長がなされた現在は、東南アジアからの移民労働者、そして湾岸戦争以後のイラク難民などの支援をしている。

「国境を超えて、互いに相手を真から理解しあわなければならない時が来ている。文化が違うとか宗教が違うとか、相手を理解しようとしない姿勢はよくない。国や宗教が異なっても、人間の根底部分で揺らがないものがある。それは平和と愛を求める心ではないだろうか。」カリタス・ジョルダンで20年以上も活動を続けるジャマル氏の言葉には、深みがある。

湾岸戦争のときから、イラク難民のための活動を行ってきたジャマル氏。「戦争は絶対に起こってはならない。なぜなら、現在の戦争は次世代、その次ぎの世代までにも悪影響を及ぼすからだ。戦争も経済制裁も子どもや女性など弱い人々が犠牲になる。私たちは、戦争反対の声をあげなければならない。」話に熱が入る。

「しかし、もし戦争が起こってしまったら、緊急救援は非常に大事であることは確かだ。しかし、戦争があってもなくても、現在アンマンに20万人暮らすといわれているイラクの難民、労働者の人たちが本国に帰還し、イラクで幸せに暮らせるようになるまで見届けなければならないし、そのためのプロジェクトであるべきだ。」と語った。

パレスチナの難民問題、イラクの難民問題。狭間にいるヨルダン。カリタス・ヨルダンは、今日もアンマンで生活する難民とともに働いている。


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