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現地ブログ from アフガニスタン

アフガニスタン最新情報

治安の関係から日本人がなかなか現地に入れないなか、アフガニスタン事業担当小野山、加藤が、スタッフとのスカイプや日々のやりとり、第三国での会議や年1回ペースの現地出張などをもとに、活動のようすをお伝えします。

今日の想い

アフガニスタン事業副代表 サビルラー・メムラワル 英語ボランティアチーム 竹村 謙一
2018年9月20日 更新

どうして自分自身を大切にするのかって?決まってるじゃないか、私の人生は私のためだけにあるんじゃない。私を頼りにしている家族がいっぱいいる。朝起きた時も、夜眠りにつく時も、みんないつもいっしょさ。今日あったこと、これから先の夢、子どもたちが私に話してくれるよ。

ほかの子には、「僕のお父さんは僕にプレゼントをくれる、お菓子だってくれる。色んな場所にも連れて行ってくれるし」って自慢しているね。父親の私が思うよりずっとたくさんのことを。

もし私がいなくなったら、誰がみんなの問いかけに応えられるだろう。誰が助けてあげられるのだろう。きっとこんな思いが人間を動かしている。私も自分自身を大切にしよう。人生は美しい(Life is beautiful)。

サビルラ・メムラワル
(翻訳・竹村謙一)

とある日のジャララバード事務所(★動画初公開★)

アフガニスタン事業担当 加藤 真希
2018年8月30日 更新

サラーム!アフガニスタン事業担当の加藤です。

私たち日本人スタッフは、治安が非常に悪い昨今、現地駐在はおろか、出張でさえなかなか行くことができません。そこで、少し前になりますが現地の仲間たちに普段どんな感じで業務を行っているのか、ビデオにとって紹介してとお願いし、作ってもらった動画が予想以上に見応えがあったので、公開することにしました!

カメラの動きがちょっと激しめですが、現地スタッフ渾身の?!撮影による現地動画、お楽しみください。

私はもうずっと前から、この日を待っていました。ついに新しいプロジェクトがスタートです!!

JVCが14年近く続けてきた地域保健の取り組みの主体を完全に現地に移管し、そのほかの課題にも取り組むため、村人たちと話し合い、具体的な準備を初めてから2年ほどが経ちました。

村の長老たちと緑茶を飲みながら話し合ったあの日が懐かしい・・・。(2016年12月)村の長老たちと緑茶を飲みながら話し合ったあの日が懐かしい・・・。(2016年12月)
武器を持つタリバン兵士とともに。現地スタッフサビルラ(左端)の手には「平和」の文字武器を持つタリバン兵士とともに。現地スタッフサビルラ(左端)の手には「平和」の文字

よいニュースと悪いニュースと

ここ数日でアフガニスタンの情勢は大きく動いています。なんと、アフガニスタン政府とタリバンの間で3日間の停戦が実現したというすばらしいニュース、また、JVCスタッフの出身村で行われた奇跡の平和集会の知らせが飛び込んできました。しかし、そうした動きを狙った自爆攻撃についての痛ましいニュースも、同時にやってきました。

現地からのニュースがきたのは、6月16日の金曜日の夜でした。「断食月ラマダン明けの祝祭(イード)に合わせた停戦を祝うタリバンと政府治安機関メンバーが集まる群衆の至近距離で爆発...」とあります。...驚愕しました。

実はこの停戦自体が2001年9月11日後の外国軍の軍事介入後、これまで一度も実現していなかった初めてのことです。事前にガニ大統領が呼びかけていた停戦にタリバン側が応じ、祝祭日に合わせた6月15-17日の3日間、本当に停戦が実現したのです。この間に政府支配領域に入ることが可能になったタリバンと政府治安機関のメンバーがお互いに抱き合うという信じがたい映像がメディアでも流れています。

軍の車両に乗って停戦の喜びを表す若者たち軍の車両に乗って停戦の喜びを表す若者たち

しかしこれに続いて起こったのが自爆事件でした。停戦を祝う人びとを狙ったこの事件...36名が亡くなり、50名近くが負傷しています。政府治安機関ならびにタリバン双方のメンバー、一般市民が犠牲になっています。JVCの事業地からもそう離れた場所ではありません。「IS」を名乗る勢力が犯行声明を出しています。「IS」は停戦に従う全ての者たちに対して攻撃を行うとしています。

さらに翌々日、6月17日の日曜日には、JVCの事務所のあるナンガルハル県ジャララバード市で自爆攻撃があり、18名が亡くなり、50名近くが負傷という事件が起こっています。県の施設のある地区から出るタリバンの車両を狙ったものという情報が入ってきました。タリバンと政府との会合?本当なのか?にわかに信じることができません。そして、市民が犠牲になっているのです。どういうことなのか...?

村人による平和を訴える奇跡の集会が実現

実はこの会合は、村で行われた奇跡的な平和集会を受けて行われた市民と県知事との対話だったのです。そして、この試みにはJVC現地スタッフが積極的に関わっていたのです。

六本木の奇跡-アフガン活動地の青年と再会!

アフガニスタン事業現地統括 小野山 亮
2018年6月 5日 更新

奇跡です。JVCのアフガニスタン活動地の青年と、六本木で再会しました!
ただでさえ、アフガニスタンからの来日は極めて限られているのに、JVCの事業地からとは!そして会ったその場所は六本木!

その青年はイサヌラさんといいます。

六本木で再開!JVCアフガニスタン事業地青年イサヌラさんと事業担当の小野山六本木で再開!JVCアフガニスタン事業地青年イサヌラさんと事業担当の小野山

日本のNGOによる防災に関する研修で他のアフガニスタンからの研修参加者とともに来日していたのでした。 この研修プログラムでは、アフガニスタンのNGO、行政、地域社会からの代表者が選考され、イサヌラさんは地域社会からの代表者として選ばれたそうです。

アフガニスタンでは、これまでもお伝えしたように攻撃が頻発しており、暴力に常にさらされている状態で人々は過ごしています。

アフガニスタンボランティアチーム『パシュトー語講座』開催!

JVCアフガニスタンボランティアチーム 白川 麻子
2018年5月10日 更新

アッサラームアレイコム!
アフガニスタンボランティアチームでは、グローバルフェスタ出展、ナウローズ(アフガニスタン新年の祝い)イベント、ラマダン中のモスク訪問や、アフガニスタン料理教室開催など、日本とアフガニスタンを繋ぐ交流を定期的に行っています。
その中で、2016年8月から続けているアフガニスタン公用語の『パシュトー語講座』。今年4月に約一年ぶりに開催しました。10回目になるこの講座。みんなどのくらい覚えてるかな?ワクワクドキドキしながらの参加です。

20180510‐1.jpgパシュト―語授業開始です!

4月30日、アフガニスタンの首都カブールにて、2度の連続自爆攻撃があり、少なくとも29名の方が亡くなり、 50名ほどの方が負傷しています。カブールでは、1週間ほど前にも自爆攻撃があったばかりでした。 いずれも「IS」を名乗る勢力が犯行声明を出しています。

今回、2度目の爆発では、1度目の爆発で駆けつけていた救護関係者や9名の記者の方たちが犠牲になっています。 「人がたくさん集まる所にはできるだけ行くな。何か起こったらそこには行くな。」 紛争地の安全管理などで鉄則のように言われたりします。

アフガニスタンでは、暴力や銃が身近にあふれている環境に対抗し、家庭や地域での争いをどう解決するかをJVC活動地域の住民同士で学び合う活動、ピースアクションを行ってきました。3月14日、活動を広げていく新しい試みとして、JVC活動地域外の、実際に激しい戦闘が行われている5地域の住民を招き、経験交流を行うワークショップを開催しました!50名ほどが参加してくれました。

各地域の村からの参加者たち。この会に参加するために、集まってくれました。各地域の村からの参加者たち。この会に参加するために、集まってくれました。

アフガニスタンならではのピースブックレットご紹介!

アフガニスタン事業担当 竹村 謙一
2017年12月 7日 更新
20171207-afghanistan-book1.jpg

アフガニスタン事業では2017年4月より平和と非暴力の学び合い活動が始まりました。アフガニスタンでは、1979年の旧ソ連軍侵攻以来、40年近くにわたって紛争が絶えません。タリバンと政府軍による争い、そして最近では「IS」を名乗る勢力による自爆攻撃や襲撃事件も増えています。こうした社会情勢の中では武器や暴力が広がり、住民同士による殺傷事件も起こっています。アフガニスタンを平和な国に戻すためには、まず身近なところから争いをなくしていかなければなりません。JVCでは、この活動の一環として「平和な暮らしへの道(Road to peaceful life)」と題する配布物(ブックレット)を作成しました。ブックレットは、平和と非暴力のワークショップで資料として活用するとともに、地域住民に配って平和に関する意識を高めてもらうことをねらっています。このたびパシュトー語の原文を現地スタッフに英訳してもらい、それを和訳しました。どんな内容なのか、少しご紹介したいと思います。

『「争い」は、人間がいる限りどこにでも起こります。たとえば夫婦、親子、家族、親戚の間で、友だちの間で、学校で、地域で、そして広くは国の中や国際社会で起こります。』・・・と始まり、まず争いを解決する手段が分類されています。武力によるもの、公的機関や権力者など第三者による調停、そして当事者同士による議論と対話です。武力による解決は一時的なものです。力で押さえ込まれた側は、決して問題が解決されたとは思っていないので、将来力を得た時に再び争いを起こすでしょう。同じように、第三者による調停も、解決策が双方にとって本当に納得できるものでなければ、将来再び争いが起きる可能性があります。対話を通して争いの当事者双方が合意できる形で結論に達することができれば、それがベストな解決方法です。

こうしてブックレットは、交渉・和解・仲裁の手順や方法と注意事項について話が進んでいきます。アフガニスタンには、古くから地域の年長者(いわゆる長老)による集まりがあります。地域の問題は、行政の仕事であると同時に、伝統的にこうした長老の集まりで議論、決定されることも多いのです。長老が仲裁して地域の争いごとを納める風景がごく普通に見られます。上手な仲裁のやり方を学ぶことはとても大事なのですね。

20171207-afghanistan-book2.jpg

また、アフガニスタンでは、自分の家族や両親、兄弟の家族など多くの親族が共同で暮らすことが普通で、一つの敷地に数十人が暮らすいわゆる大家族です。日本では核家族化が進み、また老若を問わず一人暮らしをする人も多くなりましたが、昔は親戚が近くに住むケースがよくありました。多くのメンバーが一緒に暮らすアフガンの大家族では、当然ながら争いがよく起こります。子どもやいとこ、嫁と姑、伯父の間など、多くの争いを納めるのが家長の役割で、ブックレットでは家族内の争いを解決する方法が説明されています。そのためには家長はふだんから構成メンバー一人一人の考えを聞き、行動に気を配ることが必要だと説かれています。特に、親戚が他の家庭のことに干渉することがないよう注意すべきだとも書かれています。家長は大変ですね。でもその責任を果たすからこそ、大家族を治める統治者として尊敬を受けるわけです。アフガニスタンの大家族は小さな国家のようです。社会の争いをなくすためにはまず家庭内の争いをなくすことから、という考えは、アフガニスタンでは現実的な意味を持っているように思えます。

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もうひとつ、ブックレットで強調されているのが、他民族との共生です。アフガニスタンには少なくとも10以上の民族が暮らしており、言葉や文化、風習も異なります。争いをなくすためには、他民族への偏見をなくすことが必要です。すべての人は平等であると説くイスラムでは、偏見は罪とされています。民族と個人を同一視しない、善人と悪人はどの社会にもいる、という記述には納得させられます。

最後に、平和に関するアフガニスタンの小話を一つ。

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あるところに争いをやめたいと願う人々がいました。そこで人々は魔術師のところへ行き「魔術を使って争いや人殺しを止めてくれないか」とお願いしました。魔術師は「わかった」と言い、すべての武器を隠してしまいました。人々は喜び、少しの間、争いはなくなりました。でもしばらくすると人々は木で武器を作り争いを始めました。そこで人々は「木を隠してくれ」と魔術師に頼みました。魔術師はその通りにしましたが、人々は石や金属で次々に武器を作っては争いを続けました。そのたびに人々は魔術師に武器を隠してもらったので、ついに村には何も物がなくなってしまいました。人々はどうやったら何もなしで生活できるか話し合いましたが、魔術師は「テロリストは消せない」と言っていなくなりました。
皆が困っていると一人の男がある考えを話しました。それは、人々に平和と愛、協調と思いやりを教えることでした。他人にしたことは自分に返ってきます。もし人をしあわせにすれば、自分もしあわせになれます。もし人を傷つければ自分も傷つきます。人々は彼に同調し、他人を助け始めました。魔術師は隠していたものをすべて元に戻しましたが、人々は二度と他人を傷つけず、互いを助け合ってしあわせになりました。

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この小話には、互いに人を助け合うイスラムの精神が生きているように思います。このように、ブックレットには、随所にイスラムの教えが引用されており、生活の規範であるイスラムに基づいたアフガニスタンならではの「ピースブックレット」と言えるのではないでしょうか。

20171207-afghanistan-book4.jpg平和なアフガニスタンを取り戻す!子どもたちへの教育環境も大切ですよね。
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