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【緊急アクション13】12/19(火)NGOスタッフの声を通じて知る~ガザでの支援活動と停戦への働きかけ

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10/7に戦闘が始まり、いまも攻撃が続いているイスラエル・パレスチナ・ガザ地区。
一時休戦は延長が発表されず、戦闘が再開されています。

1992年にパレスチナでの活動を開始し、パレスチナ・ガザ地区で2002年から子どもの栄養改善事業を行ってきたNGO:日本国際ボランティアセンター(JVC)では、一刻も早く「恒久的な停戦」がなされるよう、各所へのはたらきかけを実施しながら、現地での緊急支援の準備・調整を続けています。

現地での緊急支援に関しては、現在「エル・ワファ病院」ならびに現地パートナー「パレスチナ医療救援協会(PMRS)」を通じた医療活動の支援を進めています。

>>JVCのパレスチナ・ガザ緊急支援活動についてはこちらから

しかし、こうした支援活動は、ガザ地区の置かれた状況の影響もあり、必ずしも順調には進んでいません。

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■あまりにも被害が大きく物資の調達自体が非常に困難であること。
■支援者となるパートナー団体のスタッフ自身が避難民となっており、自らと家族・関係者を必死で守りながら、他者のサポートを続けている状態であること。
■ガザに直属の事務所を置かないJVCパレスチナの活動形態もあり、連絡調整に時間がかかること。
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様々な条件が重なり、思うように支援活動を進めることのできない、非常にもどかしい状況が続いています。

当日は、現地駐在員でありガザでの活動を担当している大澤が、現地の状況を気にかけて下さっている方々に本音でお話したいと思います。「現地に必要な支援を届ける」そこに伴う困難も、それでも届けたいという想いも、あわせてお聞きいただければ幸いです。

また、現地で活動を続ける大澤と共に、元パレスチナ駐在員であり、いまは広報担当として活動に携わる並木も登壇し、現在JVCで行っている停戦に向けた働きかけについてお話します。

ガザの人々が10/7から今まで変わらずに求め続けているのは、即時停戦です。
JVCは他のNGOと共に、外務省への要請文を3回送付し、要請文アピールを兼ねた緊急院内集会、野党・与党議員への働きかけ、外務省との意見交換も行っています。

一日、一秒でも早く、停戦を実現しなければなりません。
現地で活動する現場のNGOの声、声明文に賛同して下さる市民の皆さまの声、多くの声を集めて働きかけることで、政府を動かしていきたい。そのための働きかけをどのように行っているのかお話ししたいと思います。

現場で支援に携わる、また停戦への働きかけを続けているNGOスタッフのリアルな声を聞き、共に考える機会にしていただければ幸いです。

 
◆日時:12/19(火)20:00‐21:30
◆場所:オンライン(Peatixのマイチケットからzoomリンクを表示の上、ご入室ください)
◆定員:300名
◆申込:無料(寄付つきチケットもご用意しております。お預かりするご寄付は、JVCを通じたガザ地区での緊急支援活動に充てさせていただきます)

◆お申し込みはこちらからhttps://gaza-event-20231219.peatix.com/
◆参加URLはPeatixにログイン後、上部メニュー「マイチケット」からアクセスください。

◆登壇:JVCパレスチナ駐在員:大澤みずほ、JVC広報FR担当:並木麻衣
◆主催:特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)

※当日は30分ほど、質疑の時間がございます。
※本イベントは後日、アーカイブ動画をJVCのYouTubeチャンネルにて無料公開いたします。チャンネル登録をしてお待ちください。

◆登壇者プロフィール
大澤みずほ(日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ駐在員)


北海道出身。
子どもの頃にテレビで貧困や紛争などに苦しむ同じ年頃の子どもたちを見て、人々の役に立つ仕事をしたいと思うようになる。看護師となって緊急医療支援に参加すべく、国内で救急医療に従事する。その中で命の尊厳や個々人の人生の選択を考えるようになり、青年海外協力隊に参加、南米パラグアイの地域病院や学校で健康啓発活動などを行う。人々が抱える問題には様々な社会的要因が複雑に関係していることを痛感し、より包括的な支援に関わりたいと考えるようになり、2018年7月、JVCへの入職に至る。


◆並木麻衣(日本国際ボランティアセンター(JVC)広報/ファンドレイジング担当)


東京都出身。
イラク戦争のニュースを見て「紛争下でもたくましく生きる人々の素顔を探しに行きたい」と思い、大学でアラビア語と平和構築を専攻。"紛争地"パレスチナで暮らしてみたくなり、パレスチナ・イスラエルへ留学。2013年からJVCパレスチナ事業担当、2019年から広報/FRグループ。

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