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【ビルマ/ミャンマー地震緊急支援 第六弾活動報告】教育支援と医療品の支援を行いました!

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2025年3月28日に、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震が発生し、サガイン地域とマンダレー地域で少なくとも5,000人が死亡、数万人が家を失いました。

JVCはこれまで、避難生活を送る人々へのマットレス蚊帳の配布家を失った人々への住宅再建や重傷者への医療費の支援食糧や医薬品、生活必需品の配布を行ってきました。これまでの活動の詳細についてはこちらをご覧ください。

今回は、12月から1月にかけて現地パートナー団体と連携して実施した教育及び医療支援のご報告となります。

(1)山間部の被災地域で教育を守る支援(2025年12月実施)

2025年12月、南部のある山間地域において、地震および紛争により校舎が損壊した小学校への支援を実施しました。この地域は地震により大きな被害が生じたものの、携帯電話やインターネット接続が存在しないなど通信上の制約があり、地理的にも孤立していることから、緊急支援の初動段階において十分な支援を受けることができませんでした。

また、同地域はミャンマー国軍と抵抗勢力との間で対立が続く地域に近接しており、治安の悪化と人道支援へのアクセスの制限が生じています。地震発生から数か月後には、空爆が村を襲ったと報告されており、民間人の死傷者が発生したほか、住宅や地域インフラが破壊され、地元の学校校舎も被害を受けました。

そんな状況の中、同地域では損壊した校舎の代わりに宗教施設の敷地内で仮設授業が行われており、児童約113人、教員8人が限られた物資の中で学習を継続していました。教材や学習資材、教室運営に必要な基本的な備品は極めて不足していました。

支援内容

こうした状況のもと、JVCは現地パートナー団体と協力し、木製の教室用仕切り、床用カーペット、軽量机、教科書・教材・文房具、教員への活動支援金を支援しました。通信や交通の制約も大きく、物資輸送には長時間を要しましたが、無事に届けることができました。

これにより、仮設ながらも整理された学習空間が整い、子どもたちはより落ち着いて授業を受けられるようになりました。

JVCの支援により整備された仮設教室で遊ぶ子どもたちの写真

JVCの支援により整備された仮設教室で遊ぶ子どもたち

配布した教材の写真

配布した教材

地域の声

学校責任者のドー・シュエさん(仮名)は次のように語っています。

「地震と空爆の後、私たちの学校は破壊され、多くの家族が困難な状況に置かれました。外部からの支援はなく、この地域では外の世界との連絡も非常に難しい状況です。それでも、子どもたちが教育を失ってはならないという思いから、教員たちは僧院で授業を続けてきました。

今回受けた支援は、実務的な助けであると同時に、大きな励ましとなりました。子どもたちや教員にとって、自分たちが忘れられていないと感じられるものであり、支援してくださったすべてのドナーの皆さまに心から感謝しています。」

(2)地域クリニックへの医療支援(2026年1月実施)

2026年1月、中部地域にある地域運営の無償クリニックへ、医療物資の提供を行いました。この地域では、震災後の長期化する復興の課題に直面し続けています。避難を余儀なくされた、あるいは経済的影響を受けた多くの世帯は、僧院やボランティア運営のクリニックなど、地域に根ざした支援体制に大きく依存しています。

これらの施設は限られた資源の中で運営されながらも、正規の医療制度にアクセスできない人々にとって重要なセーフティネットとして機能しています。ただし、避難生活や経済的困難な状況が続く中、増え続ける医療ニーズに対して医療品の慢性的な不足が指摘されています。

JVCが現地パートナー団体と連携し支援したクリニックも例外ではなく、このクリニックは週2日開かれ、1日約70人を無償で診療しています。利用者の多くは、震災による避難民、日雇い労働者、高齢者など、経済的に厳しい状況にある人々です。

支援した医療物資は、救急治療に必要な注射液や抗炎症剤のほか、 一般的な病気や慢性疾患、栄養補給に使うものなど様々です。医薬品の輸送には検問や輸送制限の影響で物資到着まで時間を要しましたが、無事に届けることができました。

医療品の受け渡しの様子の写真

医療品の受け渡しの様子

クリニックでの診療の様子の写真

クリニックでの診療の様子

依然として医療ニーズの増加や資源および人員の制限など様々な課題はありますが、今回の支援を通じて地域社会からは支援に対する強い感謝の声が聞かれました。

ご寄付の目標達成のお礼

みなさまのご支援のおかげで、被災で家や健康な暮らしを失ってしまった人々に、医薬品や食糧、生活必需品といった欠かすことのできない物資を提供できました。また、目標額の200万円を超えるご寄付をいただいております。多大なるご支援に心より御礼申し上げます。

寄付進捗グラフ画像。寄付額は209万9541円

◆ご寄付はゆうちょ銀行へのお振込みでも受け付けております。  
口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所

※通信欄に「ビルマ/ミャンマー地震支援」とご記入ください。
※手数料のご負担をお願いしております。


※ご寄付の10%は管理費に充てさせていただきます。
※万一資金が余った場合にはJVCが実施するビルマ/ミャンマーを含む調査研究・政策提言活の活動費に充てさせていただきます。

JVCのビルマ/ミャンマーに関わる活動と「ビルマ/ミャンマー」と呼ぶ理由については
こちらのページをご覧ください。

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