REPORT

ガザ パレスチナ

【ガザ】パートナー団体への心理ケア支援①―ケアする人を支える

a032e7581ec7bda0d140880d0af54016-1773833537.png

2025年11月、JVCはガザの栄養支援をともに行っている現地NGOアルデルインサーン(AEI)のスタッフ・ボランティアを対象に、心理ケアセッションを実施しました。

2025年11月に開催した心理ケアセッションの様子

ガザで続けている栄養支援は、この2年以上、手を止めることなく、子どもたちや保護者、妊産婦に支援を届け続けてきました。
しかし、この活動を現場で支えてきたのは、ほかでもないAEIスタッフとボランティアです。

彼らの多くは、自らも避難生活を送り、大切な家族を失いながらも働いています。
物資不足が深刻化した時期には、配布する栄養補助食品が奪われたり盗まれたりしないよう、まだ薄暗い早朝から運搬にあたっていました。

繰り返される攻撃で心に傷を負った保護者に寄り添い、栄養だけでなく気持ちの面でも支え続けてきました。

この活動は、彼女らの強さとあたたかさに支えられてきました。
AEIの活動の写真は、どれほど厳しい状況でも、明るい笑顔が写っています。
私たちはその姿に何度も胸を打たれ、AEIとパートナーであることを誇りに思っています。

4-1.png

笑顔があふれるAEIスタッフの活動写真

「こんなにも大変な中で頑張ってくれている方々に、JVCとして何かできないだろうか。」
そんな思いから、2025年7月に停戦の噂が届いた頃から、AEIスタッフ・ボランティアへの支援を考え始めました。
模索を重ねる中で、”ケアをする人へのケア”として彼らに心理ケアセッションを支援することを決めました。

停戦の成立を祈り続ける中、10月10日にようやく「停戦」が実現。
ただし、「停戦」がいつまで続くか不透明だったため、急いで準備をすすめました。

心理ケアセッションを依頼する専門家、会場の確保、そして参加者の軽食やお土産の準備…。
「満足な食料も、石鹸などの衛生用品も手に入らない状況の中、セッションを受けるだけでなく、家に帰って家族とほっと心があたたまる時間を過ごしてほしい」
そんな願いを込めて、軽食と衛生用品キットを用意しました。

お土産として準備した石鹸などの衛生用品

そして迎えた11月21日のセッション当日。
数年ぶりの再会を喜ぶみんなの姿に、私たちは涙を隠すことができませんでした。

7.png

再開を喜ぶAEIスタッフやボランティアの方たち

再開の笑顔の奥にあるものを思うと、胸が熱くなります
ようやく迎えた、ほんのひとときの安らぎの時間。
その時間がどれほど大切なものだったのかー

セッションの様子は、次回の記事『パートナー団体への心理ケア支援②ー「私は生きています」』に続きます(近日公開予定)

パレスチナ・ガザ緊急支援

*ご寄付はゆうちょ銀行へのお振込みでも受け付けております。   

口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
※通信欄に「パレスチナ・ガザ緊急支援」とご記入ください。
(手数料のご負担をお願いしております。)

*緊急支援以降も継続してパレスチナ事業を応援いただける方は、ぜひマンスリー募金をご検討ください。

Tポイントのご寄付はこちらから
*古本・不要品を通じてのご寄付はこちらから

一覧に戻る

関連記事

ガザの医療を支える診療所支援

【ガザ】支援者の皆様へ――ガザのアーティストが今、...

【ガザ】3度目の冬を迎えたガザの今

ガザ緊急支援に寄付する