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パレスチナ ガザ

【ガザ】11月11日:エルサレムからの速報(36日目)

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ヘッドライトとスマートフォンのライトを用いて、負傷者の処置や手術を行っています

ガザへの空爆と砲撃は文字通り絶え間なく続いています。11月10日時点の死者数は4,506人の子どもを含む11,078人、27,490人が負傷し、少なくとも2,700人(うち子ども1,500人)が行方不明になっています。

北部やガザ市にある病院は、敷地内にまで空爆や砲撃、そして個人を狙ったドローン攻撃を受けながら、ヘッドライトとスマートフォンのライトを用いて、負傷者の処置や手術を行っています。電力の喪失により酸素を作ることが不可能となり、少なくとも大人1名、保育器に入った新生児1名が命を落としており、水・食料の不足により脱水や飢餓による死が人々に迫っています。

また、汚水や塩分の濃い水を接種していることにより、3万人強(特に5歳以下の子ども)が下痢を発症しており、清潔を保てないことによる皮膚病や感染症も拡がっています。

今後もこのような状態が続けば、空爆による直接的な死のみならず、間接的にもさらなる命が失われることになります。

何時間もかけて歩いて避難を続けるしかないガザの人々

また、既にイスラエル軍により包囲されているガザ北部およびガザ市から、イスラエル軍から指定された避難勧告と避難経路に従い、この2日間でさらに10万以上の人々が南部に向けて避難をしています。

避難者の中には子どもや高齢者も多く、また南部に移動するからといって滞在する先のあてがあるわけでもありません。それでもより安全だと、命が助かると信じて30キロ以上先の南部へ何時間もかけて歩くしかないのです。

しかし、避難している間も発砲があったり、南部を含む各地で空爆が続くなど、道中の安全も全く確保されていません。

ガザからの声:「ほとんどの親戚は瓦礫の下敷きになりました」

ガザ各地で多くの人が家族や親戚、友人など大切な人を失っています。

駐在員の友人からは、

「2日前(11/6)、マガジ難民キャンプにある私の祖父の家が破壊されました。14家族が住んでいました。私の86歳の祖母は助け出されましたが、ほとんどの親戚は瓦礫の下敷きになってしまい、いとこのユニスは4時間後に遺体となって発見されました。かわいい3歳半の子どもを残して。他にもたくさんの親戚が亡くなりました。その場所で148名もの人が亡くなったのです。私は祖母や叔父たち、いとこたちを抱きしめに行くこともできません。この悲惨な事態に傍にいることもできません。彼女(祖母)の痛みを癒すこともできません。なぜなら私はここに子どもたちを残したまま危険を侵して家を出ることができないからです。私は魂をなくし子どもたちを残していってしまうことが怖いのです。いとこたちにさよならも言えないことが悲しくてなりません。」

というメッセージが来ました。

彼女は家族とともに、マガジ難民キャンプと同じガザ中部に避難しています。

JVCは他のNGOとともに、日本政府に対し、双方の人命を守るため、国際社会の一員として即時停戦に向けた早急なアクションを起こすことを求め続けます。

停戦への働きかけ:「G7外相声明」にもとづく具体的な停戦へのアクションを

11月10日、パレスチナ支援を行い、また現地の情勢を注視している日本の市民団体が、6団体合同で要請文を発出し、外務省に提出しました。

11月7、8日に東京で行われたG7の外相声明を受けたものになります。私たちは改めて「即時停戦」の早期実現に向けて、強いコミットメントとさらなる具体的なアクションを要請します。

詳細:NGOによる外務省への要請文:「G7外相声明」にもとづく具体的な停戦へのアクションを

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パレスチナ・ガザ人道危機緊急支援(日本国際ボランティアセンター)

支援活動に関する問い合わせ先

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)
〒110-8605 東京都台東区上野5-22-1 東鈴ビル4F
電話:03‐3834-2388  FAX:03-3835-0519
メール:info@ngo-jvc.net (担当:小林)

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