
【パレスチナ】体験してみませんか?パレスチナ刺繍が伝える故郷への想い
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パレスチナと聞くと、紛争や人道危機のニュースが思い浮かぶかもしれません。
そんなパレスチナには長い歴史のなかで育まれてきた、豊かな文化があります。そのひとつが、女性の民族衣装などに施される「パレスチナ刺繍」です。ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
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パレスチナの刺繍文化の歴史は古く、古代には刺繍が施された衣装がエジプトのファラオに献上されていたという記録も残されています。
もともとは農民や遊牧民が布を補強するための方法として広がったようですが、エルサレムなど都市部の裕福な女性たちによって発展し、金糸や銀糸を用いた豪華な刺繍のドレスが作られるようになりました。
華やかな刺繍を施したドレスは、パレスチナの女性たちに愛され、刺繍の技術は母から娘へと受け継がれていきました。
女性たちは幼いころから母親や祖母から刺繍を習い、自らの花嫁衣裳を仕立てるほどの腕前を身に着けていたと言われています。

ベツレヘムの女性が見せてくれたドレス
パレスチナ刺繍の模様や色には、それぞれ意味が込められています。
また、月や植物など同じものをモチーフにしても、町や村によって少しずつデザインや色が異なります。
そのため、刺繍を見れば「その人がどこの地域の出身なのか」わかるとも言われています。
刺繍は単なる装飾ではなく、その人の故郷やルーツ、未婚か既婚かといった社会的な立場を表すものでもあったのです。

ベツレヘム地方の月(写真左) ベツレヘム地方の星と羽毛の組み合わせ(写真右)

つるバラ(写真左) ぶどう(写真右)
1948年のイスラエル建国前後、多くのパレスチナの人々が故郷を追われ、難民となりました。
その後、度重なる攻撃や避難生活、占領が続く中で、女性たちは以前のように刺繍をする余裕も、豪華な衣装を着る機会もなくなっていきました。
しかし、それでも刺繍の技術は母から娘へ受け継がれ続けました。
やがて、刺繍は単なる伝統工芸ではなく、失われてしまった故郷や家族の記憶、文化的なアイデンティティをつなぐ大切な存在になっていきます。
一針一針に込められた模様には、かつての故郷への想いや受け継がれてきた歴史が刻まれています。

パレスチナ刺繍は美しいだけでなく、パレスチナの歴史や文化、失われた故郷への想いが込められています。
一見複雑に見えますが、パレスチナ刺繍の基本はクロスステッチ。初心者の方でも楽しみながら取り組むことができます。
針を進めながら、パレスチナの人々の文化や暮らしに触れてみませんか。
JVC東京事務所で刺繍体験のワークショップを開催していますので、ぜひお気軽にご参加ください。

今年5月に開催したパレスチナ刺繍ワークショップの様子
開催概要:
●日時:2026年11月14日(土)14:00~17:00 (13:30開場)
●場所:JVC東京事務所
〒110-8605 東京都台東区上野5-22-1 東鈴ビル4F
アクセスはこちら
●定員:8名 ※定員に達した場合、締め切らせていただきます。
●参加費:2,900円 (必要経費を差し引いた分はJVCパレスチナ事業への寄付となります)
※イベント当日、現金にて参加費を頂戴いたします。
●持ち物:細かい作業のため、必要な方は眼鏡など
●お申し込み:Peatixからお申込みください。