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パレスチナ

【東エルサレム】自分の可能性を、自分で選ぶ ー青少年のキャリア教育支援

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「あなたの将来の夢は何ですか?」ー東エルサレムの子どもや若者は、物理的・心理的暴力、学校不足による教育格差、標準化されたキャリア教育の不在といった日常的な制限に直面しています。こうした状況が積み重なる中で、多様な将来を思い描き、掴み取るための情報や選択肢は、なかなか手の届くところにありません。

このような状況を受け、JVCでは、今年3月からキャリア教育を通じた青少年のエンパワメント事業を開始し、現地パートナー団体とともに青少年の進路選択をサポートする仕組みづくりを進めています。

今回は、この新しい活動の一部をご紹介します。

キャリアフェアの開催 ~自分の可能性を知る~

7月初旬、主に高校生を対象に、キャリアフェアを実施しました。個人の興味関心に沿った専攻分野の選択、職業訓練機会の紹介や進路相談などを目的としたもので、東エルサレムやヨルダン川西岸地区等から大学・専門学校計7校がブースを出展。不安定な情勢下で外出・遠出を避ける人も多い中、参加者は学生と保護者を合わせ155人に上りました。

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各大学のブースを回り話を聞く参加者

ブースごとの学校紹介や東エルサレムでのキャリア教育に詳しい専門家による個別相談に加え、ボランティアとして参加した大学生に、高校生たちが大学生活の様子などについて質問する場面もありました。

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専門家による個別相談。
希望する進路の見つけ方や現在の労働市場をめぐる動きなどが丁寧に説明された

大学訪問 ~「進路」を身近に感じる~

8月には、高校の夏休み期間を利用してヨルダン川西岸地区にあるアラブ・アメリカン大学を訪問。キャンパスツアーでは、40人ほどの参加者が医療、メディア、工学、アートなど多岐にわたる分野の研究室や実験室などを見学しました。普段身近で目にすることのない機材などを前に、興味津々な様子で説明に耳を傾けつつ、実際に機材に手を伸ばしてみる姿もありました。

また、参加者同士の交流に加えて、入学要件や学費、奨学金、通学手段や卒業後の職業選択などについて大学担当者への質問も飛び交う、熱を帯びた1日となりました。

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歯学部見学で、大学生に教わりながら機材に触れてみる参加者

参加した18歳のバスマラさんは今回の大学訪問について「いま進学先を考えているところなのでとても参考になりました。今回見られなかった分野などについてももっと知ってみたいです」と話しました。一方、自宅から離れた大学に進学した場合の毎日の通学への不安も口にし、占領下での移動制限などがもたらす物理的・心理的な負担が改めて浮き彫りになりました。

今回の訪問は全3回を予定しているうちの第1回目で、今後は別の大学などへの訪問も実施予定です。

今後も活動の様子や現地の状況をお伝えしてまいります。引き続き、皆様のご関心をお寄せください。

※本事業は、外務省の日本NGO連携無償資金協力にて実施しています。

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