REPORT

スーダン

【12月2日更新】首相拘束後の情勢

10月25日にスーダンの首都ハルツームで首相や複数の閣僚が拘束されてから、約1か月後の11月21日、軟禁下にあったハムドゥーク首相が復職しました。

ハムドゥーク首相は、クーデターを率いた主権評議会の議長で軍部のブルハン氏と、新たな権限分担や拘束された政治家の釈放などを含む合意書を交わしましたが、これに対し、2年前の政変後にハムドゥーク氏を首相に指名した民主化勢力は、「合意はクーデターを正当化するものだ」と批判しています。

首都ハルツームの街は比較的落ち着いていますが、新たな政治的な動きや政治的記念日にあわせて、Millions' Marchと呼ばれる大規模デモが呼びかけられ、散発的な抗議行動も続いています。軍は関与を否定していますが、治安部隊はデモ隊の鎮圧のために催涙弾や実弾を用いるなどし、これまでの死者43名、負傷者は数百人といわれています。

ハルツームのJVCスタッフは、デモが予定されている日時には、住居の窓から離れる等の対策をとって自宅待機するなど、安全を第一に業務を行っています。

依然として軍部が実権を握るこの体制をスーダン国民の多くは承認しておらず、民衆が軍部に対して「交渉せず、協力せず、妥協せず」の姿勢を貫いている事からも、デモなどの抗議行動が継続することも予想されます。引き続き現地の流動的な情勢を注視し、現地スタッフ及び駐在員の安全確保に努めて参ります。

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(写真)車に乗って抗議に参加する子どもたち

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