8/21(木)【TICAD9 サイドイベント】長期化するスーダン戦闘~市民の声から考える平和への道~ Sudan’s Protracted Conflict~Pathways to Peace through the Voices of Citizens~
第9回目のTICADが、今年、横浜にて開催されます。サイドイベントには、JVCも出展。JVCスーダン現地スタッフだけでなく、ゲストの方もお呼びし、スーダンで続く紛争の実態と背景をお伝えします。アフリカや開発協力、紛争解決に関心のある方は、ぜひご参加ください。
●2025年8月21日(木) 18:00~19:30
●対面:パシフィコ横浜 展示ホールD(S-07ブース)
●参加費無料
Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略であり、アフリカの開発をテーマとする国際会議です。1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催しています。今回のTICAD 9は、2025年8月20日~22日に横浜で開催予定です。
スーダン共和国では、国軍(SAF)と即応支援部隊(RSF)の大規模な戦闘が始まってから、この4月で2年が経過しました。市民の安全・保護を軽視した両者の戦闘により、人々は世界最大規模の避難と飢餓の危機に直面しており、3,040万人が人道支援を必要としています。2,460万人が深刻な飢餓に直面し、スーダン国内外で約1,280万人が避難を余儀なくされています。このような深刻な状況に反してスーダンに関する報道は少なく、パレスチナやウクライナほど注目されていません。
本サイドイベントでは、スーダン人スタッフが来日し、現地のリアルな状況と問題の構造について伝え、研究者とともに国際社会がどのようなアクションを起こすべきかを考えていきたいと思っています。
2 years have passed since large-scale conflict broke out between the Sudanese Armed Forces (SAF) and the Rapid Support Forces (RSF) in the Republic of Sudan. Their disregard for civilian safety has led to one of the world’s largest displacement and hunger crises. 30.4 million people are in need of humanitarian assistance, 24.6 million face severe hunger, and around 12.8 million have been forced to flee their homes within Sudan or neighboring countries. Despite the severity of the crisis, media coverage on Sudan remains limited compared to Palestine and Ukraine crisis. This side event aims to share the actual situation and structural issues from Sudanese staff and explore how the international society/community should take action with researchers.
●日時:2025年8月21日(木)18:00~19:30
●会場:パシフィコ横浜 展示ホールD S-07ブース
(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
・みなとみらい駅から徒歩5分
・桜木町駅から徒歩12分
アクセスはこちら。
●参加費:無料(事前申込不要)
※会場入り口では荷物検査が実施されるので、サイドイベントにご参加される方は、開始時間に余裕を持ってお越しください。
▼展示会場内のマップ、各団体の展示については以下のPDFをご覧ください。
1978年、スーダンの首都ハルツーム出身。
網膜色素変性症が幼少期に発覚し、12歳で視力を失う。
1998年、ハルツーム大学法学部在籍中に日本留学の機会があり、19歳で来日。福井県立盲学校で鍼灸を学び、国家資格を取得。
東京外国語大学、同大学大学院を経て、2014年に博士号を取得。
2007年に、全盲のスーダン留学生と、日本人学生の仲間とともに「特定非営利活動法人 スーダン障害者教育支援の会(CAPEDS/キャペッズ)」を立ち上げ、母国の障害者の教育支援に取り組む。
民間企業に務める傍ら、東洋大学で客員研究員として研究を続ける。
学生時代より難民救援活動に従事し、クルド難民(イラン)、ソマリア難民(ジブチ)への緊急援助のための短期ボランティアとして派遣された経験などを持つ。国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)では、日本政府から派遣されて、投票所責任者として勤務した。ロンドン大学(LSE)で国際関係学Ph.D.を取得して、ロンドン大学およびキール大学で非常勤講師を務めた後、1999年より広島大学平和科学研究センター助手、2005年より助教授(07年に准教授の改称)及び同大学国際協力研究科を兼務。2013年4月より東京外国語大学総合国際学研究院教授。紛争後地域における平和構築活動について研究を進めている。ケンブリッジ大学ローターパクト国際法研究センターおよびコロンビア大学人権研究センターの客員研究員、国際刑事裁判所客員専門家を歴任。一般社団法人広島平和構築人材育成センター(HPC)代表理事。2007年度から2023年度まで外務省委託「平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業」を、実施団体責任者として指揮した。
著書やプロフィール詳細はこちら。
日本国際ボランティアセンター スーダン事業 ハルツーム事務所現地代表。
京都府出身。大学でアラビア語を専攻し、在学中にイエメンに留学。語学以外に現地の宗教、文化、慣習等を学ぶ一方で、革命や紛争の影響等でライフラインが崩壊した生活、教育を受けられない子どもたちや仕事を失う大人たちを目の当たりにする。
卒業後は途上国・新興国のインフラ支援に携わりたいとの思いで、メーカーにて発電プラント事業を担当。もっと現地の人々に寄り添いながら、可能性が広がることに尽力したいという思いが大きくなり、2018年JVCに入職。
プロフィールはこちら。
ハルツーム出身。大学でイスラム法を学んだ後、弁護士資格を取得。複数の支援団体で勤務する傍ら大学院で博士課程を修了し、2011年からJVCに参加。紛争の影響を受けた人々が自分たちの権利を認識して獲得できるように、さらに行政や関係機関が各自の役割を果たして活性化することに貢献したい。週末は家庭菜園や親戚と協働しているNGOで活動。2016年、2017年にJVCの業務で来日経験あり。好きな日本食は広島で食べた広島焼き。
プロフィールはこちら。
7/25-8/27@広島「いま私にできること」JVCパレスチナ子どもたち写真展
開催予定8/21(木)【TICAD9 サイドイベント】長期化するスーダン戦闘~市民の声から考える平和への道~ Sudan’s Protracted Conflict~Pathways to Peace through the Voices of Citizens~
開催予定【募集終了】8/14&15開催【日ㆍ韓ㆍ在日コリアン青少年平和ワークショップ】ー大阪コリアタウンで出会う平和と私たちー
開催予定