
新潟県上越市で開催されるこのイベントに、JVC事務局長の長谷部が登壇します。
【以下、主催者広報文】
目覚ましい経済成長
今から約25年前の1993年、カンボジアは内戦後の数々の困難を経て、国連による暫定統治と総選挙が実施され、国として新たな出発を遂げました。現在のカンボジアでは都市部を中心に外国籍企業が進出し、これらの企業が経済を牽引し、7%という高い経済成長を維持しています。
農村部の貧困
しかし農村部に住む人々の生活は苦しいままで、町にも物乞いをして生きている人々が存在します。国民の3人に1人は貧困ライン(最低限の衣食住などの基準)以下での暮らしを送っています。経済発展がもたらす恩恵は一部の豊かな人に集中し、「経済成長=みんなの生活を豊かにする」というものではありません。
全人口の約8割は農村で生活をし、その大部分は自給を中心とした小規模な家族経営農家です。カンボジアの伝統的な農法は生産性が低く、多くの農家では家族に必要な食料を十分に生産できていません。足りない食料は市場などで購入しなければいけませんが、その支出が生計を圧迫しています。農薬や化学肥料への出費も重なり、借金から望まない出稼ぎに家族を出すケースも後を絶ちません。
カンボジアでのJVCの活動
JVCは、農薬や化学肥料を使わずに、栽培方法の工夫で収穫量を増やしたり、農産加工に取り組むことによって農家の生計改善を目指す農業研修を提供したり、森林を守るための活動を支援しています。
JVCの活動から見えてくる、現在のカンボジアの状況。そして、日本の農村が抱える問題も一緒にみんなで考えてみたいと思います。
日時 | 2018年3月 7日 (水) 14:00~17:00 |
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会場 | 旧川谷小学校 体育館
住所:新潟県上越市吉川区川谷3351 |
アクセス | 最寄駅:北越急行ほくほく線「ほくほく大島」駅 |
講師 プロフィール |
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参加費 | 無料 |
主催 | 川谷もよりの将来をみんなで考える会 |
後援 | 上越有機農業研究会 |
申し込み/ 問い合わせ先 | 事務局 天明 valley@valley.ne.jp、090-9335-4143 |