
2012年11月の大規模空爆の後、停戦となったパレスチナ・ガザ地区。しかしイスラエル軍による日々の攻撃は止まず、2006年から継続する封鎖状況に加えて、隣国エジプトのクーデターや政変が地域の不安定さを招き、ガザ地区の人々に更なる苦難を強いています。
安全の欠如や物資不足、そして食料不足からくる栄養失調に苦しむガザの人々に対し、JVCでは女性や地域のエンパワメントを通じた子どもの栄養失調予防事業を続けてきました。今回は、今春にガザを視察したばかりの京都大学の岡真理さんから、現地の生の声や最新情報を伝えていただき、さらにJVCスタッフが事業を通じて見えてきたガザの人々の姿や暮らしについてお伝えします。また、ゲストやスタッフと自由に対話ができる懇親会も準備しております。是非ご参加ください。
日時 | 2014年6月10日 (火) 19:00~20:30 (18:30開場) |
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会場 | クリエイティブOne秋葉原ビル8F ラーニングカフェ
住所:東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル8F (会場への地図) 電話:03-3834-2388 |
アクセス | JR御徒町・秋葉原駅徒歩7分、東京メトロ末広町駅徒歩5分 |
プログラム | ゲスト・プロフィール岡 真理 氏 ![]() 京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京外国語大学アラビア語学科でアラビア語を学んだ後、同大学大学院修士課程を修了。在学時代にパレスチナ人作家ガッサーン・ カナファーニーの小説を読み、パレスチナ問題、アラブ文学と出会う。エジプト・カイロ大学に留学、在モロッコ日本国大使館専門調査員、大阪女子大学人文社会学部講師等を経て現職、専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。現代世界に生きる人間の普遍的思想課題としてパレスチナ問題に取り組み、執筆や翻訳、講演、イベント等を通じて発信を続けている。著書に『アラブ 祈りとしての文学』(2008年、みすず書房)ほか、 訳書にターハル・ベン=ジェッルーン『火によって』(以文社、2012年)、 サイード・アブデルワーヘド『ガザ通信』(青土社、2009年)など。 報告者プロフィール金子 由佳 ![]() 2011年、国際政治学部・紛争予防及び平和学専攻でオーストラリアクイーンズランド大学大学院を卒業。直後にパレスチナを訪れ、現地NGOの活動にボランティアとして参加。一ヶ月のヨルダン川西岸地区での生活を通じ、パレスチナ人が直面する苦難を目の当たりにする。2012年6月よりJVC勤務、同年8月より現地調整員ガザ事業担当としてパレスチナに赴任。JVCのプロジェクトを通じて、苦難に直面する人々と連帯し、その時間・経験を日本社会と共有したいと願う。 |
参加費 | 一般1,000円、JVC会員は500円 (終了後に別途500円で懇親会あり、パレスチナのセージティー、スナックの試飲・試食付) |
定員 | 45名 |
申し込み/ 問い合わせ先 | 問い合わせ先:日本国際ボランティアセンター(JVC) 担当:並木 namiki@ngo-jvc.net / 03-3834-2388 |