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【古本回収】裾野市で集まった778冊の本(途中経過)

こんにちは。【JVC×BOOKOFF】スーダン支援キャンペーン担当の大村です。

山梨県韮崎市の市役所との連携事例に続き、今日は静岡県裾野市の事例をご紹介したいと思います。

裾野市は今回のスーダン支援キャンペーンが始まった当初から多くの方が力を貸してくださり、複数の回収ボックスが町中に設置されている一大拠点です。

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裾野市にはどのような協力者がいるのでしょう?どこに古本回収ボックスが設置されているのかも含めて、具体的にご紹介して行きたいと思います。

ユーコープ桜づつみ店(長泉町)

まずは、裾野市のすぐお隣の長泉町のスーパーマーケット、ユーコープ桜づつみ店を紹介します。こちらのスーパーは、1月限定で1か月間、店長の城山さんが「キャンペーンを通じて、地域と世界をつなぐ架け橋になれたら」と、店内に古本回収ボックスを設置してくれました。

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\集まった古本は1か月で444冊!/

スーパーのレジ近くのスペースに、こんなに多くの古本が集まったんです。すごくないですか・・・。お客様が車で買い物に来る際に大量の古本を持参してくれて、回収ボックスは1か月で何度も満杯になりました。私がご挨拶に伺った際も、箱が溢れて上や横にまで古本が積まれていました。

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(ぜーんぶ、本!)

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(1月中旬、途中経過の一枚。これでもすごい量です)

ユーコープ桜づつみ店さんでの回収ボックスの設置は1月をもって終了していますが、短い期間に、驚く程たくさんの本を回収することができました。「車でスーパーに持ってきてくれる人がこんなにいるんだ!」と、私にとっても大きな嬉しい発見となりました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

裾野市市民活動センター

お次は裾野市市民活動センターです。

こちらは現在進行形でセンター内に回収ボックスを設置してくださっていて、すでに100冊を超える古本やCD・DVDが集まっています。

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(心よく力を貸してくれた裾野市市民活動センターの深野さん)

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(こちらも途中経過でこの量です。ありがたや・・・)

裾野市市民活動センターの回収ボックスは、2月末まで設置予定です。お近くの方、ぜひに!!

裾野市社会福祉協議会

続いては裾野市社会福祉協議会です。大きなスペースをとって、古本・CD・DVDの回収を呼び掛けてくれています。

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(右:裾野市社会福祉協議会の柏木さん)

こちらは3月中旬頃まで設置予定です。3月の回収が今から楽しみです・・・!

裾野ミュージックセンター(ヤマハ音楽教室)

続いて裾野ミュージックセンターさん。こちらは音楽教室のロビーに回収ボックスが設置されていて、お子さんの生徒さんも多いことから、絵本が多めに集まっているようです。先日有識者から小耳にはさんだ情報によれば、絵本は需要も高いので良い価格がつくことも多いそう(嬉)
こちらも、回収ボックスは現在進行形で設置中、すでに100冊を超える本が集まっています。

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(はじめはこんな感じで小さく始めましたが、皆さんたくさん持ってきてくださるので、今は段ボールのボックスが設置されています。ありがとうございます・・・)

どうしてこんなに裾野市で?!

さて、どうしてこんなに裾野にたくさんの協力者がいらっしゃるのでしょう。JVCと裾野って何か深い関係があるの?という感じですが、実はここに、ひとりのキーパーソンがいらっしゃいます。

それは、現在、JVCに社会人インターンとして携わってくれている坂田さん。坂田さんは裾野に住んで約40年。これまで地域で培ってきたネットワークを生かして、裾野市の様々な場所に、回収ボックスの設置を提案してくれているんです。

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(真ん中が坂田さん。これは秋にクラファンをやった時の記念写真です)

坂田さんはもともと英語講師で、退職して少し時間ができたのをきっかけに、JVCの活動に社会人インターンとして関わるようになりました。東京事務所に送られてくる切手やハガキなどを通じた「物品寄付」の担当をしながら、語学力を生かしてスーダンやイエメン、アフガニスタン関連業務もこなすスーパーインターンです。

インターン業務を通じて接する、活動地の厳しい環境下で前を向き進もうとする現地の人々の姿に心を打たれ、教育現場に立たれたご経験からも「もっと彼らの力になりたい。紛争地でも学ぶことを諦めて欲しくない」との思いから、今回の古本回収キャンペーンをリードしてくれています。

今日紹介した裾野の協力者はみーんな、坂田さんのネットワークによるものです!2月半ば時点で集まった本は裾野だけで778冊!!これから更に増えていくことでしょう。

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(協力者が協力者を呼び、最近はいわなみキッチンというオシャレなカフェにも回収ボックスが設置されました!)

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(裾野市議会議長の中村じゅんやさんもご賛同くださいました)

キャンペーンはラストスパートへ

以上、こうしてたくさんの方に支えられている本キャンペーンですが、はやいもので残すところ、あと1か月となりました。3月は引っ越しシーズンということで、もし周りに引っ越しを予定されている方がいらっしゃいましたら、ぜひこのキャンペーンをご紹介ください。

今回は裾野市の取り組みをご紹介しましたが、このキャンペーンはお近くに回収拠点がなくてもカンタンに参加が可能です。ブックオフが提携されている宅配業者さんが、指定日時に、ご自宅まで無料で集荷に伺います(沖縄・離島を除く)

引き続き、多くの方にご参加いただけたら嬉しいです。ラスト1か月、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

◆裾野市の回収ボックスにお持ち込みいただく場合
ご紹介した施設に直接ご持参ください(2023年3月で終了)

◆ご自宅など、ご都合の良い場所まで無料集荷が可能です
詳細はこちら

◆その他の回収ボックス設置場所一覧はこちら

◆お問い合わせ
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)
〒110-8605 東京都台東区上野5-22-1 東鈴ビル4F  (担当:大村)
TEL:03-3834-2388 / MAIL: omura@ngo-jvc.net

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