REPORT

パレスチナ

パレスチナ・ガザ地区でお母さんと子どもたちの健康を守りたい!

JVCは、ガザの子どもたちの栄養改善・健康維持を地域で見守っていく仕組みを作っていくことに重点をおいてこれまで活動を続けてきました。活動の結果、子どもたちの健康状態が良くなったり、保護者が子どもの栄養に関する知識を得ることで栄養改善のための行動を取れるようになったり、保健師のカウンセリングにより保護者が子育てに前向きになることができたりと、子どもたちの健康や栄養に対してのポジティブな変化が生まれています。

また、活動の要となる地域の保健アドバイザー(ボランティア)の女性たちからは「活動に参加することで、自分が地域の人たちや社会の役に立っている、必要とされると感じられることが嬉しい。知識や経験もさらに身に付けることができた」という声が聞かれています。

このような活動は時間をかけて継続していくことが重要ですが、昨今、新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう状況下で、国際支援は直接的な感染対策(物資の支給や医療設備への支援)に集中しており、私たちが実施してきたような活動への資金が不足しています。経済状況や医療体制が脆弱なガザにおいては、栄養状態の悪い子どもたちを感染から守るためにも、感染予防啓発と並行してこれまでの地域での栄養改善の活動を継続することが、今の状況を乗り切るためにも、そしてその先の未来のためにも必要とされています。

残念ながら、ガザ地区内のニーズは減るどころか増加しています。出来る限りこの活動を継続し、一人でも多くの子どもの健やかな成長を支援したいと思い、現在、READYFOR(レディフォー)というクラウドファンディングサービスを通じて活動資金を集めています。

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上の写真は、栄養講習で実際にお母さんと子どもに試食をしてもらっている場面。いつも子どもたちはおいしそうに食べてくれます。そして、お母さんからは「ここで教わったように調理するようになってから、子どもがご飯を食べてくれるようになったわ。もっと色んなことを学びたい!」という嬉しい声も。

目標額は400万円!今回のクラウドファンディングは、設定期間内に目標額を達成できなければ全額寄付者に戻る、つまりJVCには1円も入ってこないというシステムになっており、この活動を行うためには、是が非でも10月30日までに400万円を集める必要があります。

大変ありがたいことに、9月28日現在、200名以上の方々のご協力で、310万円を超えるご寄付があつまっています。しかし、400万円というのは、3月まで活動を継続するのに最低限必要な金額で、その先も活動を継続していくにはより多くの資金が必要です。


(ボランティアさんが家庭訪問で子どもの健診をしているところ。身体の発育だけでなく、脳の発達の観察や、お母さんたちの子育ての相談にものります)

ボランティアさんが家庭訪問で子どもの健診をしているところ。身体の発育だけでなく、脳の発達の観察や、お母さんたちの子育ての相談にものります。

READYFORのクラウドファンディングはインターネット上での受付のみですが、「インターネットでは出来ないけど、なんとか協力できれば」とおっしゃってくださる方々もいるため、ご希望の方々には郵振用紙(郵振)の郵送も行っています。郵振の場合はクラウドファンディングの合計には反映されませんが、同様にガザへのご支援として今の活動に使わせていただきます。郵振用紙をご希望の方は、下記までご連絡いただけましたらご自宅にお送りさせていただきます。

ガザの子どもたちとその家族の健康と笑顔を守る、この事業を継続していくために皆様のお力をお貸しいただけましたら誠に幸いです。

なお、クラウドファンディングのホームページは以下からご覧いただけます。週に数回、新着情報として、クラウドファンディングの進捗や、スタッフの想い、現地や活動の情報などを投稿しておりますので、そちらも併せてご覧いただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

READYFOR JVCパレスチナ事業のメインページ

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