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コリア

朝鮮民主主義人民共和国の水害被災地支援を行います

8月末から9月上旬にかけて、朝鮮民主主義人民共和国の北部、中朝国境を流れる豆満江(トマンガン)流域で水害が起こりました。この被災地域において、JVCを含めた3団体で構成するKOREAこどもキャンペーンは、朝鮮赤十字会を通した支援に取り組みます。

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■募金先
郵便振替口座:KOREAこどもキャンペーン 0010-0-398352
銀行口座:ゆうちょ銀行○一九(ゼロイチキュウ)店
当座0398352 コリアコドモキャンペーン

8月末から9月上旬にかけて、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の北東部、中朝国境を流れる豆満江(トマンガン)流域を台風が襲いました。咸鏡北道(ハンギョンプクド)の茂山(ムサン)、会寧(フェリョン)などの地域が大規模な水害に見舞われ、死者138人、行方不明者400人、損壊した家屋は約3万軒、住居のない状況におかれた人が6万9千人にのぼるなど、深刻な被害がありました。(国連人道支援調整機関=UNOCHA=9/19リリースより)

JVCほか3団体で構成しているKOREAこどもキャンペーンは、1995、96年の大雨洪水被害に対する緊急支援以来、北朝鮮の子どもたちへの人道支援を行いながら、東北アジア地域の平和と安定を願う活動に取り組んできました。近年、北朝鮮が深刻な食糧難を克服してきていること、日本政府による経済制裁が強まっていることなどから、2007年を最後に支援は休止していましたが、今回の被害規模の大きさに鑑み支援を行います。まずは、国際機関とも連携しながら現地での緊急支援を主導的に行っている朝鮮赤十字会を通じて、被災地に支援物資を届けます。

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北朝鮮の核実験やミサイル発射に非難が集まり、経済制裁が強化・厳格化されていますが、自然災害の被害を受けた人々の窮状に対する支援は、政治や安全保障の議論と切り離して取り組むべきと考えます。人的・物的交流を次々と断ち切るのではなく、対話の土台を整える一助としての人道支援に、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

なお、今回の朝鮮民主主義人民共和国における水害への人道支援にあたって、私たちはこのような立場から取り組んでいます。

  • ■支援地域:咸鏡北道茂山市、会寧市など
  • ■支援予定対象者:水害被災地の幼稚園、託児所に通う子ども、関係者など
  • ■支援予定品目:食糧(子どもむけ離乳食、ミルクなどを含む)、浄水支援など
  • ■支援方法:朝鮮赤十字会の平壌事務所を11月中に訪問して、支援物資の購入と配布を依頼。実施後、同会より状況報告および支援報告を受領する。
  • ■募金期間:2016年12月まで。

募金先

郵便振替口座:KOREAこどもキャンペーン 0010-0-398352
銀行口座:ゆうちょ銀行○一九(ゼロイチキュウ)店
当座0398352 コリアコドモキャンペーン

KOREAこどもキャンペーン

〒110-0005 東京都台東区上野5-3-4クリエイティブOne秋葉原ビル6F JVC内
TEL 03-3834-9808 / FAX 03-3835-0519
参加団体:アーユス仏教国際協力ネットワーク、地球の木、日本国際ボランティアセンター

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