REPORT

アフガニスタン

【 村人物語 】モハメッド・ダウードさん ―露天商 すいか売り―

ダウードさんは4人のお子さんを持つ28 才のお父さんで、ナンガルハル地方のカマ地区に住んでいます。ジャララバードとクナルをつなぐ幹線道路のカマ橋付近で、6年間毎年すいかの収穫期に路上販売をしています。 すいかの収穫期以外は野菜を販売しているそうです。

販売しているすいかについて尋ねてみると、"すいかはアフガニスタン人の大好きな果物です。ここのすいかは地元ナンガルハル地方のカマやゴシュタ地区の種類です。畑に種を蒔いてから毎週水を与えます。東アフガニスタンでは、3月〜4月に成長し5月末〜7月初旬が収穫期となります。形は球状、楕円形などがあり、ストライプ柄の緑色も様々で、深緑、グレーがかった緑、薄緑などがあり、重さは普通6キロから10キロぐらいです。今年のすいかの値段を聞いたところ、1キロあたり日本円で17円ほどとのことです。"

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(お店の前のダウードさん。)

ダウードさんの1日の売り上げは日本円で770円から900円を超える程です。彼はこの売上金で、食費、お子さん達の教育費、被服費など生活全般を賄っています。彼は仕事に満足していると言い、 "アルハムドゥリッラー。神に感謝しています。"と答えてくれました。最後にダウードさんからアフガニスタンのお父さん達に。「一生懸命働いて、アフガニスタンの子供たちの教育施設を作っていきましょう。アフガニスタンの平和のために!」とのメッセージを頂きました。

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執筆者

戸澤 典子 (2016年度アフガニスタン事業インターン)

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