REPORT

白血病の子どもたちへの医療支援

概要

イラクでは多くの子どもたちが白血病や小児ガンに苦しんでいます。原因として、湾岸戦争やイラク戦争で使われた劣化ウラン弾による放射能汚染との関連が指摘されています。JVCは2004年に他支援団体や医師などと「日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)」を立ち上げ、JIM-NETを通じてイラクの病院による小児がん医療を支援し、2009年以降はJVCとJIM-NETの「共同事業」としてバスラ産科小児科病院への支援を続けてきました。

白血病の子どもたちに向け医薬品を提供

JIM-NETは医師や大学関係者らの協力によりがんに関する高度な専門知識も提供できるようになり、また、2012年にはNPO法人化して、単独での資金獲得もできるようになりました。

イラクの医療環境は依然厳しく今後も支援が必要な状況ですが、専門知識を要するがん医療については、今後はJIM-NETに任せて、共同事業という形は2013年度にて終了することにしました。今後は、JIM-NETが医師とのネットワークやその専門性を生かしながら支援を継続し、JVCはJIM-NETの会員団体として運営面などで側面的な支援を続けていきます。

またJVCは、より経験や強みを生かせる分野で、今後もイラクの人々を支援していきます。これまでご支援いただき、誠にありがとうございました。活動について、以下のとおりご報告いたします。

下記からダウンロードできます。ぜひご覧ください。

2012年度報告

JIM-NET (日本イラク医療支援ネットワーク)と協力して、バスラの小児病院に、白血病や小児ガン治療に必要とされる医薬品の支援をしました。

2013年度計画

引続きバスラの小児病院への支援を行うとともに、これまでの支援の振り返りを行います。

以前の段階での報告

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