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いま世界・アフリカで何が?

~日本NGOのモザンビーク入国拒否問題から考える~
2017年9月12日 更新
モザンビークの皆さんと。中央左が渡辺モザンビークの皆さんと。中央左が渡辺

去る8月24-25日、アフリカ・モザンビークでアフリカの開発について話し合う国際会議「TICAD」の閣僚会合が開催されました。TICADは1993年以降、日本政府が主導し開催してきた国際会議で、今回の閣僚会合には河野外務大臣も参加しました。初回より、アフリカ各国および日本のNGO等市民社会の代表も参加しており、今回もJVCからアフリカで長く活動する地域開発グループマネージャーの渡辺直子が派遣団として外務省に登録され、出席を予定していました。
ところが、派遣団として登録後、正式な手順でモザンビーク入国ビザ申請を行っていたにも関わらず、モザンビーク政府は渡辺へのビザ発給を拒否しました。

なぜこのようなことが起きたのでしょうか。渡辺は2013年から、モザンビークで実施されている日本のODA事業「プロサバンナ」に関する調査と提言活動を続けてきました。ODA事業とは、主に開発途上国を対象として政府資金で行われる援助・国際開発協力で、私たちの税金が使われています。
同国北部において、日本の全耕作面積の2倍にもあたる広大な地域を対象としたプロサバンナ事業は、当初、農業ビジネスの投資を呼び込み、大規模な農地開発をすることを目指していましたが、地元農民たちには充分な説明がされておらず、不安が広がっていました。

渡辺は自身が担当する南アフリカでの活動のなかで、プロサバンナ事業に抵抗の声をあげるモザンビークの農民たちに出会い、その懸念と、一方で彼女ら・彼らがもつ将来へのビジョンに共感しました。それ以降、「この声を届けたい」と何度も現地に足を運び、農民の声に耳を傾け、政府に届けるために活動を続けてきました。(http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/advocacy/prosavana-jbm.html#tearticle

その甲斐あって、「プロサバンナ」からは大規模な土地利用の計画はなくなったと言われていますが、当初「投資」を奨励したために、国内外から企業が押し寄せ、農地は次々に奪われていきました。ここ数年は、事業に疑問の声をあげる農民への現地政府による弾圧が加速し、中には脅迫される人も出ています。それでも、農民たちは勇気をふり絞って、「プロサバンナ」の事業主である日本の「JICA」に異議申し立てを行ったところでした。

そんななか起きたのが、今回の「入国ビザ発給拒否」です。渡辺に対する「入国拒否」は何を意味するのでしょうか。今後、プロサバンナ事業、そして事業に抵抗する現地の農民たちはどうなっていくのでしょうか。皆さんに共有し、考える機会を設けたいと思います。

当日は渡辺のほか、聞き手としてジャーナリストの堀潤さんにご登壇いただきます。ゲストには、在米日本大使館経済班一等書記官(ODA担当)などを歴任され、国際人権基準等に基づく開発やビジネスにおける人権問題に詳しい若林 秀樹さんをお迎えします。日本に住む私たちの税金が使われる「ODA」を知る意味でも、多くの方にご参加いただければと思います。

※現在、「入国ビザ発給拒否」に関する署名活動を実施中!既に4,300人をこえる方にご署名いただいています。こちら近日中に、外務大臣に提出予定です。ぜひご協力ください。http://bit.ly/2wh6twh

日時 2017年9月22日 (金) 19:00~21:00 (18:30開場)
会場 講談社 本館6階講堂
住所:東京都文京区音羽2-12-21 (会場への地図)
アクセス東京メトロ有楽町線護国寺駅下車 6番出口から約1分
登壇者プロフィール
堀 潤(ジャーナリスト・キャスター)
1977年生まれ。元NHKアナウンサー、2001年NHK入局。「ニュースウォッチ9」リポーター、「Bizスポ」キャスター。2013年、NHKを退局しNPO法人「8bitNews」代表に。現在、TOKYO MX「モーニングCROSS」キャスター、J-WAVE「JAM THE WORLD」ナビゲーター、abemaTV「AbemaPrime」コメンテーター、淑徳大学客員教授、毎日新聞、ananなどで多数連載中。
渡辺 直子(JVC地域開発グループマネージャー)
大学卒業後、ボランティア活動をしながら海外を放浪、その後イギリスの環境保護NGO勤務などを経て、2005年南アフリカ事業担当としてJVCへ。高校生のときに見た湾岸戦争の映像にショックを受け、紛争のない世の中になってほしい、「こんな社会を変えたい」と強く思ったことが原点。2013年からモザンビークに足を運び、現地の農民たちと日本のODAや、現地で起きている土地収奪等に対する共同調査・政策提言活動を行う。2017年度より地域開発グループマネージャー。
若林 秀樹(国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長、国連グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク理事)
ヤマハ(株)に入社後、ヤマハ(株)労組副委員長、在米日本大使館経済班一等書記官(ODA担当)、電機総研副所長、比例区選出の民主党参議院議員として「次の内閣」経済産業大臣等を歴任。米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員、公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本事務局長などを経て現職。アムネスティ時代は、国際人権基準等に基づく開発やビジネスにおける人権問題にも取り組み、数多くの講演を行う。早稲田大学商学部卒業、ミシガン州立大学大学院農学部(林学科)修士課程修了。
参加費 無料
定員150名 当日参加歓迎、直接会場にお越しください
主催日本国際ボランティアセンター(JVC)
協力GARDEN講談社 クーリエ・ジャポン
申し込み/
問い合わせ先
JVC広報担当 大村
TEL:03-3834-2388 MAIL:omura@ngo-jvc.net
※取材をご希望の方は、事前に大村までご連絡ください。

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