7月のイベント報告 その1

user-pic
0

遅くなりましたが、先月に行われたJVCアフリカ関連のイベントの報告になります。

まずは7月4日、元JVCスタッフの津山直子さんとNHK解説委員の道傳愛子さんの対談、「アフリカと私たち」です。

 

この日は早稲田大キャンパスの教室が会場となり、参加者の中には学生の姿も見かけられました。

(ちなみに大学のテスト期間の前だったために土曜にも関わらず、となりの教室では授業をしていました!)

 

津山さんはこの春までJVCの南アフリカの現地代表を務めており、これまでのJVCの活動に携わった10数年間を振り返るところからはじまりました。

何度かお会いしてはいましたが、聞いたことのなかった南アフリカという国に関わったきっかけについてもお話がありました。

福祉の勉強をしていた学生時代に南アフリカの支援国であったスウェーデンに留学したことが最初のきっかけということでしたが、最初は自身もここまで南アフリカに長い時間と情熱を注いで関わっていくことになるとは思ってもいなかったそうです。

 

「そのとき自分がすべきことをしていたら、今までの活動につながっていった」

 

この日、僕にとって印象深かった言葉のひとつです。

初めて津山さんが南アフリカに訪れたのが1988年、反アパルトヘイト運動が盛り上がる中でそれに対する弾圧も激しかった時代でした。

実際に現地で暮らす生活者は将来への不安を抱え、なかなか落ち着くことのない社会情勢だったでしょう。

その中で国の将来に希望を見出し、先が見えない中でも抱えている一つ一つの壁を乗り越えてきたことは、後に続く人々にとって大きな勇気となる足跡を残したと言えます。

 

そして対談は現在の南アフリカが抱える問題についても盛り上がりました。

所得格差、今も残る差別、教育、そして大統領に就任したばかりのジェイコブ・ズマについて、津山さんの見てきた現状、そして今後の期待が語られました。

そして興味深かったのは、NHKで国際情勢を担当している道傳さんがご自身の見解を述べながら津山さんに質問を投げかけていくことでした。

お手伝いしていたアフリカチームの面々がみな口をそろえて「進めかたが素晴らしいなぁ...」と口をそろえていました。

津山さんの経験談を引き出していきながら一方通行になることのない対談の運び方で、2時間半に及ぶイベントは長く感じることもなく気づけば最後の質疑応答に達していました。

 

津山さんの南アフリカに対する想いを2時間半に凝縮しイベントでしたが、最後に参加者の方から「今年就職するのだが、一般人としての私にできることは何だろうか?」という質問がありました。

返答は「自分の生活の中で、常に違う考え・価値観を持つ人を理解し、違う世界に入って目を向ける姿勢を持つこと」というものでした。

津山さんは留学に行った先で、南アフリカと関わるきっかけを得て現在までの活動につながるアクションを起こしました。

実際に現地で活動できる人は限られているけれど、自分と異なる状況にある人に「興味を持って気に掛ける」という基本的な姿勢はこの日参加してくださった方々やアフリカチームのメンバーにも共通することであると思います。

地球の裏側であれ、隣近所であれ、「他者」というものに関心を向け、知ることの大切さを再確認した一日でした。

 

 

 

このブログ記事について

このページは、ケイタが2009年8月28日 16:46に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「8/18 ミーティング 試食会しました☆」です。

次のブログ記事は「9/1 ミーティング NGOまつりのリハーサル」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

お問い合わせ

お問い合わせは、こちらまで。

jvcafricaあっとgmail.com

(あっとを@に変えてご利用ください)