10/11対面@横浜【森に学ぶ2025】横浜市舞岡公園フィールドワーク
10月11日(土)に、長年JVCラオス事業にご支援いただいている認定NPOの地球の木さんがイベントを主催します!横浜市戸塚区の舞岡公園で森歩きや自然や里山についてのお話などを聞くことができます。
ラオスの村人たちのようにキノコやタケノコなどの恵みを直接採ることは少なくても、私たち日本に住む人々にも密接なつながりのある森。これも共有資源(コモンズ)であり、その重要性を直に感じ、管理をずっと続けてきた人たちからお話を聞けるよい機会になるかと思います。
差別や貧困などにより自立を阻まれたアジアの人々が「あたりまえの生活」ができるよう、国境を越えて助け合い、互いに学び、「共に生きる社会」をつくることを目的とする市民活動団体です。
「地球の木」公式サイトはこちら。
コモンズとは、「みんなのもの」です。みんなのために使われるべきもので、どうするかをみんなで決めるべきものです。哲学者の内田樹さんはこう書いています。
「コモン(common)」というのは...「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」のことです。 昔はヨーロッパでも、日本でも、村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。それを村人たちは共同で管理した。草原で牧畜したり、森の果樹やキノコを採取したり、湖や川で魚を採ったりしたのです。 ですから、コモンの管理のためには、「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になります。 コモンの価値というのは、...そこで草を食べて育った牛の肉とか、採れた果実やキノコや、あるいは釣れた魚の市場価値を足したものがコモンの生み出す価値のすべてであるわけではありません。それよりはむしろ、「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りができる主体を立ち上げること、それ自体のうちにコモンの価値はあったのだと思います。 」
(内田樹、2020『コモンの再生』文芸春秋:http://blog.tatsuru.com/2020/07/20_1520.html)
ラオスでも、他の人のためにとりつくさずに残しておいたり、話し合ったりすることによって、「みんなのために」という気配りや仕組みが根付いてきたのだと思います。日本の横浜市、舞岡公園でもそんな取り組みが続けられてきました。そんな方々からお話を聞き、ともに森を歩けば、その志に触れられるかと思います。
自然に限らずどんなことにでも、「みんなのために」という気配りはできるはずです。実はみなさんを含めて多くの人々が日々「みんなのために」様々なことをしているのかもしれません。改めて「みんなのもの」、コモンズの大切さ、そして自分たちの振る舞いの見直し、再評価につながれば何よりです。
●日時:2025年10月11日(土)10:00~12:00
●場所:横浜市舞岡公園
横浜市戸塚区舞岡町1764(舞岡駅から公園まで徒歩25分)
●集合場所・時間:横浜市営地下鉄ブルーライン舞岡駅改札口に9時30分
●募集定員:10名
●参加費:700円(保険代含む)
※当日お支払いいただきます。なるべくおつりのないようご用意をお願いいたします。
●内容: お話(地球の木のこと、舞岡公園の概要など)と森歩き(1時間半ほど)
(※小雨決行、中止の場合は事前にお知らせいたします。)
●講師 :特定非営利活動法人 舞岡・やとひと未来
事務局長 安田さやかさん
主催: 特定非営利活動法人 地球の木
協力: 特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
特定非営利活動法人 地球の木
〒231-0032 横浜市中区不老町1-3-3 フェニックス関内2F
E-mail:info@ngo-earthtree.org
TEL:045-228-1575 FAX:045-228-1578