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書籍『イエメンを知るための63章』発売のお知らせ

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明石書店より『イエメンを知るための63章』が出版されました。
構想から10年以上を経て、「イエメンを知る」ために最適な一書が完成!
スーダン事業現地代表・今中航も執筆に参加しています。ぜひご一読ください。

著・編者:佐藤寛/馬場多聞
出版:明石書店
2025年6月30日出版

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内容紹介

アラビア半島南西端のイエメンは、悠久の歴史を有しながらも、近代化の遅れや冷戦下の国家分断を経験し、2015年には内戦状態に。かつて「幸福のアラビア」と称され、今も「貧しいけれど由緒正しきアラブ」との誇りを抱く国イエメンの本当の姿を知ってほしいという執筆陣が、平和への願いを込めて語り上げる。

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今中航と「イエメンを知るための63章」

イエメンを知るための63章

イエメンに関わってきた研究者、支援関係者、ビジネス関係者たちが結集し、歴史、政治、社会、暮らし、文化、観光、支援、産業、日本との関わりなど幅広く執筆しました。

JVCイエメン事業担当の今中航は以下の章とコラムを執筆しました。


・第2章 後回しにできない教育支援: 子どもの暮らしと諦めない人々
紛争や経済的影響により教育を受けることができない子どもたちの現状、同時に避難民キャンプや幼稚園の教員として、課題に取り組む現地の人々の声を届けています。


・第13章 ランボーが愛したアデン: 国際貿易都市の復興
イギリスの植民地、南イエメンの首都として独自の歴史を辿ってきたアデンの定番観光スポットに加え、激戦の舞台から10年経過し、毎年進む復興の様子を記載しています。


・コラム8 紛争と気候変動に苦しむ養蜂業
イエメンの蜂蜜、特にハドラマウト地方のシドルハニーは高級品として愛されています。JVCの活動地でもかつて養蜂を営んでいたという避難民に出会いました。紛争や気候変動によって現在養蜂家が直面している障壁を解説しています。


・第52章 留学生が見たアラブの春: サナアでは何が起こっていたのか
2011年、当時留学生だった今中が現地で見た民主化運動「アラブの春」とそこから生じた政治的危機のリアルな実態を大学生の目線から紐解きます。


・コラム10 怪しい留学生
政変が起こる前、サナア旧市街には5つ程の外国人向け語学学校がありました。今中が出会った個性豊かな留学生たちの思いがけない?素顔に迫ります。


・コラム11 イエメンとスーダンの知られざる関係
今中が駐在するスーダンの都市部ではイエメン料理屋が沢山あります。また農村部でもイエメンのハンドソープを見かけました。なぜこんなところに?2国の知られざる関係を暴きます。

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今中が留学していた語学学校の建物

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民主化運動には女性も大きな役割を果たした。

元事務局長、伊藤解子も以下のコラムを執筆しました。


・コラム7イエメン女性のロールモデル
たまたま休日に訪問したイベントで目の当たりにした女性たちの活躍。ニカブの奥に秘められた情熱と現地の文化に適したビジネスの形とは?

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イベント会場で女性たちが展示していたケーキ

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